ものづくり戦略

  • ものづくり
  • 業務・プロセス改革

サービス内容

ビジネスの世界観が売上と利益の追求や良い物を早く安く作る時代から変化しています。持続可能な社会の実現、日本特有の人口問題への対応、1人ひとりの幸せの追求が大切になってきています。特に人口問題は日本の製造業全体に大きく影響します。人口減少と少子高齢化が同時に世界で最も進む国と予測されており、国内における労働者不足、社会保障負担額が大きくなることを意味しこのままでは事業存続の危機や実質的に貧困に陥ってしまうリスクあります。「如何に労働生産性を上げるか?」は日本の製造業の重要な共通テーマです。労働生産を上げるためには、少ない人数/工数で実施できるように効率を上げることと、高い付加価値を生み出すことです。

製造業は、商品開発・設計・生産準備などのプロセスを管理する「エンジニアリングチェーンマネジメント(ECM)」、営業・購買・生産管理・製造・物流などのプロセスを管理する「サプライチェーンマネジメント(SCM)」、品質管理・設備保全・マーケティング・アフターサービスまで複雑な工程があります。これらすべてをつなげて価値の連鎖を生み出していくことがバリューチェーンの重要な考え方です。各工程をまたぐところ、つまり組織を繋ぐところに多くの可能性があります。社会との接点を強化し部門間の連携も強化することが求められています。

バリューチェーンを横断した複雑な問題を紐解き、適切な課題設定を行うことから始めます。課題とクライアントの想いを理解し特定のソリューションに依存しないオープンな発想で個社に合わせた戦略を描きます。「何故、できていないことができるようになっていないのか?」という根本的な問いも大切にしています。構造的な問題にアプローチし、改革の第一歩を確実に踏みだせる支援を意識しています。

テーマ

  • 事業戦略
  • 新規ビジネス企画
  • バリューチェーン改革構想
  • 新工場企画
  • 工程/工場統廃合構想
  • スマートファクトリー構想
  • SCM領域の将来像とロードマップ策定
  • ECM領域の将来像とロードマップ策定
  • 循環型SCMの企画構想
  • 改革浸透戦略

ユースケース

製品ライフサイクルデータ活用構想立案

営業利益率向上に向け、市場投入のスピードアップ、コスト削減、サービス収益の向上を実現するため、営業~設計~製造~アフタサービスまでライフサイクルに関わる全てのデータを繋ぎ、可視化し、フィードバックするプロセスや仕組みの構想支援した。

デジタル開発基盤構想立案

試作数削減を目的としたデジタル開発のプロセスを定義し、それを支援する開発基盤の全体構想(MBDコンセプトに根ざした要求-機能-諸元情報の管理、検証結果の管理(Simulation/計測結果の対比管理))等を立案し、PoCを実施した。

データ活用構想立案 及び データマネジメント構想立案

エンジニアリング部門のデータ活用のコンセプト作り、システム構想の立案、より質の高いデータを提供していくためのデータマネジメントの構想を立案を支援し、管理を行える体制構築を支援した。また、データ活用の先進事例作りのため、データドリブンな商品企画の実現のための施策構想の立案やPoCを推進した。

設計・生技DXグランドデザイン

設計期間/コストの大幅短縮を目指し、営業・企画・設計・生技・製造が同時かつ前倒しで活動するプロセスを実現させるため、業務プロセスの刷新と各種システムのグランドデザインを実施。原価企画・部品表システムの刷新、MBDに必要なシステムを提示し、ロードマップを示した。

商品化プロセス改革

商品化プロセスのアセスメントを実施し、開発期間短縮・工数削減・品質向上の目標設定を実施した。また、多くの関係部門の納得感とスピード感を両立させるための商品企画プロセスの見直しと意思決定の手法を策定し、その実務適用や効果測定、定着までの支援を行った。

原価企画、BOM管理プロセス改革

迅速な商品企画・原価企画を実現するための現状分析・問題定義。プロセス改革・施策の実務への適合支援を実施。BOM整備と合わせ、開発段階で実施するコストシミュレーションのツールの評価・活用促進を支援した。

多品種開発強化に向けたバリューチェーン連携構想

設計から生産まで一括で請け負うことが出来る強みや多品種を扱う強みを活かしながら競合他社に負けないものづくりを実現するために、設計・製造連携の開発プロセスの検討や日々の安定生産やECMと連携した製品強化ができる工場のグランドデザインを作成した

サプライチェーンを一気通貫した情報活用基盤構想

顧客管理・生産管理・工場運営とやりたいことは見えていたが、推進方法が決めれず活動が滞っていた。各WSに入り込み将来の業務のありかたや情報の活用方法の検討を推進支援し、最後に全体で集まり情報の連携方法をすり合わせることによりSCMを一気通貫した情報活用の構想を行った

電気自動車を見据えた循環型サプライチェーン企画

自動車を取り巻く世の中の環境に追従するために、環境に考慮したサプライチェーン・デマンドチェーンを実現に向けて、競合他社や欧州規制の動向を調査し、既存のサプライチェーンを活かした将来の循環型企画を行った。

既存システムと共存したデータ活用構想

プロセス産業のため、日々の業務を遂行するための情報はあったが、システムの更新が進んでおらず、新しいことをするために、既存システムとの共用が求められた。既存の情報を活かしながら目的を達成するために、現状の情報取得方法を明確にし既存システムを活かした情報を活用のための将来像を示した

将来の開発プロセス構想

設計部門において、PLM導入構想が進んでおり、生産技術部門として共有が必要な情報の明確化を必要としていた。そのために、車両・パワートレイン領域に対して将来の開発プロセスを検討し、必要なツール活用プロセスの詳細化や設計と連携すべき情報の洗い出しを行った。

共通情報基盤を活用に向けた営業業務構想

複数機種にまたがっていた営業組織を一体化し、業務効率の向上を目指していた。その中で、将来のありたい業務の姿とFit to Standardの両軸を踏まえた営業業務プロセスと情報活用のためのシステム像を示した。

効率化した新工場の企画構想

グローバルの競合他社に対してコストとリードタイムで負けない新しい工場の建設を予定していた。そこで、既存工場の問題点を抽出して課題を特定するところから始めた。主に、組織の役割、業務、工程の考え方を変えることにより実現可能であること示した。

納入した製品の保守点検に関わる新サービス企画

顧客提供価値を最大化するために納品した設備のアフターサービスとそれを支える仕組みの検討を行った。営業と技術者共同でのワークショップを複数回行った。設備の種類や納品国ごとのニーズの特徴を捉えた様々な施策を洗い出した。

10年後の市場予測と狙うべき新市場・新商品の特定

複数のグローバルレポートをベースにPEST分析、業界構造分析、市場インタビューを通じて得たインプットを元に10年後の市場規模/成長率を予測するとともにその根拠をまとめた。攻めるべき市場の特定と新商品開発の方向性を示した。

改革推進するための役割と機能の定義

横ぐし部門として会社全体の改革を推進するための役割定義と施策の検討を行った。各拠点や部門の課題認識レベルに応じて、改革マインド醸成から技術支援まで幅広い支援施策、横ぐし部門としての役割や施策の認知度向上施策について洗い出した。

全社一体で改革推進するための工場見える化構想

工場の見える化を自社で推進していたが、活用が進んでおらず、見える化すべき情報の整理を行った。工場の情報をサプライチェーン・エンジニアリングチェーン・デマンドチェーンで活用できるように現状取得している情報の活用方法や追加で取得が必要な情報の選定し情報の活用方法の定義を行った。

即効性の高い商品化プロセス改革構想の立案

商品企画から量産立上げまでの現状の業務プロセスを可視化し問題点の洗い出しを行った。ユーザが喜ぶ製品をより早いサイクルで市場に送り出すために、1つのKPI、業務プロセス、組織の役割、DX施策を定義した。定義した施策を直近の商品化プロセスに即適用できるように落とし込んだ。

サプライチェーン領域における重点構造改革ポイントまとめ

複複数ある国内の生産/物流拠点を視察や業務のヒアリングをし現状のサプライチェーンの可視化と問題点の洗い出しを行った。工程設計の考え方や顧客との接点強化などSCMに大きく影響する要素とその構造についてまとめた。

自動車販売における新しいコンセプトの企画

新しいコンセプトの方向性を基にインタビューによるその妥当性の検証と潜在顧客や顧客の分析を通じて訴求ポイントと訴求方法について検討した。新コンセプトに合致する施策をアイディアワークショップ通じて洗い出し評価を行った。

既存事業を補完する新しいビジネスの企画構想

企業のビジョンに合致し、事業として成立させるためのたのビジネスモデルモデル仮説を描いた。調査を行い市場ニーズの把握を行い、必要な商品機能とサービスの企画を行った。新しビジネスのため早期に市場投入し短期でリバイズをしていく推進方法の提言と推進支援を行った。

生産柔軟性向上のための工程統合後の生産構想

需要のピークが異なる2種類の製品の工程を統合するために、製品構造や現状の生産状況を確認し、統合後の生産ライン(ものと情報の流し方)の構想を行った。また、生産計画、在庫の持ち方、工場内の物流などを簡易シミュレーションを行い、工程統合後の生産の成立性を検証した

商品開発における負のスパイラルから脱却するための施策立案

頻発する商品開発の遅延や品質問題を解消するためその根本要員を特定し対策案を策定した。品質問題への暫定対応に追われておりしかたがないという意識が蔓延していた。この負のサイクルから脱却するために施策立案を行った。

サプライチェーン領域の改革を通じたメンバの企画力向上

プロジェクトを通じて今後事業を担う若手が企画構想の経験を積むことが事業トップの主目的だった。工場、サプライヤ工場、倉庫を視察しサプライチェーンのあるべき姿についてディスカッションを行い、問題分析から目指したい姿を一緒に描いた。

ものづくりDXの企画構想と社内浸透

現状の問題整理から10年後の全社DXのあるべき姿を描いた。実現に向けた第一歩の支援を行いながら、その世界観を全社員に浸透させるためのコンセプト動画の製作支援や社内展示のものづくりDX模型の企画と構築支援を行った。

関連ソリューション

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