DE&I

基本的な考え方

電通総研は、多様な人材が生き生きと共に働き協調することが、新たな価値を創造し、電通総研グループの持続的成長を支えると考えています。人種、宗教、国籍、性別、性自認および性的指向、年齢、学歴、障がいの有無等にかかわらず、電通総研グループで働くすべての人々が自分らしく働き、持てる能力を発揮し活躍できる環境・制度の整備に取り組んでいます。

女性活躍推進

電通総研が、多様な人材の活躍を推進する上で特に注力している取り組みの一つとして、女性活躍の推進があります。女性のキャリア形成と継続のための人材育成や環境の整備、意識改革を推進しています。

女性活躍に関する行動計画

女性活躍の推進に向け「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、行動計画を定め、2016年より継続的に取り組みを推進してきました。

電通総研では女性活躍推進の取り組みを更なる企業価値向上につなげていくため、多様性の確保・活用と社員の働きがいの向上を進めることを取組方針として掲げています。
管理職に占める女性社員の割合を高め、全社員に占める女性社員の割合に近づけることを目指しており、以下の3つの目標を設定しています。

  • 目標1
    2026年までに女性管理職比率を8%とする
  • 目標2
    採用における女性比率を20%以上とする (直近3事業年度の平均)
  • 目標3
    女性社員を含むすべての社員の働きがいと成長意欲の向上

女性活躍を推進する主な取り組み

  • マネジメント層対象としたダイバーシティマネジメントスキルの向上施策の実施
  • 社員を対象としたキャリア形成支援施策の実施
  • 女子学生を対象とした新卒採用活動施策の継続実施
  • 社員意識調査の実施/分析による実態把握/課題抽出/改善施策の実施
  • 上長との対話促進施策の実施、職場のコミュニケーション活性化施策の実施
  • 働きやすい職場環境づくりの継続的な整備

取り組み報告

International Women’s Day ランチ&ダイアログ会

毎年3月8日は国連が女性の権利、政治、経済分野への参加を推進していくために制定したInternational Women’s Day(国際女性デー)です。 当社では国際女性デーを記念し、社内イベント「International Women’s Day ランチ&ダイアログ会」を開催しました。イベントには、性別を問わず多くの社員が参加し、「職場で感じるジェンダーギャップや悩み」について活発な意見交換が行われました。

International Women’s Day

研修

  • 管理職向け「D&Iマネジメント研修」
  • 女性社員向け「キャリア形成支援研修」

電通総研は今後も、多様な人材が活躍できる職場環境の実現に向け、さらなる女性活躍の推進に取り組んでまいります。

社会からの評価

えるぼし

電通総研は、2021年7月16日付で、厚生労働大臣から「えるぼし」認定の最高位である3つ星の認定を受けました。
この認定は、女性活躍推進法に基づき、女性の活躍促進に関する取り組み状況が優良な企業について、厚生労働大臣が認定する制度です。電通総研は女性活躍を推進する施策として、より働きやすい職場環境の整備、女性社員のキャリア開発を支援するワークショップや研修の実施、育児・介護等と仕事の両立を支援する制度の拡充等を進めており、その成果としてこのたび2つ星から3つ星にランクアップしました。

女性が活躍しています

プラチナくるみん

電通総研は、2016年3月23日付で、厚生労働大臣から次世代育成支援対策推進法に基づく特例認定(プラチナくるみん認定)を受けました。
「プラチナくるみん」とは、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けている企業(電通総研は2007年に認定)のうち、両立支援の制度の導入や利用が進み、より高い水準の取り組みを行っている企業が、優良な「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の特例認定を受けることができるものです。

プラチナくるみん 子育てサポートしています

障がい者採用の推進

電通総研 グループは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを重要な課題ととらえ、その取り組みの一環として障がい者雇用と活躍支援に長年力を注いできました。社員それぞれの特性および能力に応じた業務を担当することでお互いを認め合い、安心安全に生き生きと、やり甲斐を持って働き続けられる環境を提供するとともに、個々の志やキャリアプランに応じた挑戦と成長の場を公平に創出することのできる職場づくりを目指しています。
以下の特色ある取り組み以外にも、多くの社員が自律的・意欲的にそれぞれの個性、特徴、強みを生かしながら様々な場で活躍しています。

マッサージルームの運営

デスクワークが中心で肩こりや腰痛に悩まされる社員のリラクゼーションのため、マッサージルームを開設しています。鍼灸・あん摩マッサージ指圧師等の資格を有したスタッフがマッサージを行っています。

各種事務サポート体制の構築

本社および人事部分室となる「三鷹サテライトオフィス」(2013年設置)にて各種事務サポート窓口を設け、運営しています。コミュニケーション方法の工夫や、作業マニュアルの整備などきめ細かいサポート体制を構築することで、メンバーの職業能力を最大限高めることを意識したキャリア形成を支援しています。社内の各部署で行っていたデータ入力・書類のPDF化・WEBページのメンテナンス等、多くの事務作業を移管することができ、全社の業務効率向上に貢献しています。

ハーブ農園の運営

2017年11月、多様な個性を持つ人たちが自立し、生き生きと働ける場として横浜市鶴見区に「鶴見サテライトオフィス」を立ち上げました。水耕栽培で育てたハーブを使い、社員のリラクゼーション用のハーブティーやハーバルバスを作っています。

障がい者雇用の促進に向けた特例子会社の設立

2020年1月、当社グループとして多様な個性を持つ人たちの就労の機会拡大とその労働環境の向上を目的とし、100%出資子会社「株式会社ISIDブライト(現 株式会社電通総研ブライト)」を設立しました。ISIDブライトは2021年4月1日付で「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社※1として認定されました。また同時に、当社グループ4社に対するグループ適用※2についても認定されました。

  • ※1
    特例子会社:事業主が障がい者の雇用に特別に配慮した子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、特例としてその子会社に雇用されている障がい者を親会社に雇用されているものとみなして、実雇用率を算定できる制度。
  • ※2
    グループ適用:特例子会社を有する親会社が、一定の要件を満たしていると認定を受けた場合、関係する他の子会社(関係会社)についても親会社と一体とみなし取り扱われる制度。

障がい者雇用率の推移

雇用率 2017年 2.02 2018年 2.15 2019年 2.29 2020年 2.32 2021年 2.27 2022年 2.25

シニア層の活躍推進

デジタルトランスフォーメーションの進展や少子高齢化の進行に伴い、IT人材の不足は今後一層深刻になることが見込まれています。電通総研では、人材の確保および社員の能力発揮を図ることが、顧客や社会の課題解決に貢献する上で喫緊の課題と認識し、シニア層がより一層活躍できる環境を整備しています。

65歳定年制度

「フルタイムプラン」と「短時間・短日数プラン」の2つの登録制度を設けています。通常勤務の「フルタイムプラン」は、報酬(一部手当は除く)・処遇、福利厚生について、60歳未満の社員と同一条件で60歳以降も勤務することができる制度です。個人のライフスタイルを重視する「短時間・短日数プラン」(週あたり所定労働時間を20時間以上35時間未満で個別に決定)は、担当業務のレベルに応じて資格を設定し、勤務上の制約や勤務時間等を考慮の上、報酬を個別に決定する制度です。なお、従来どおり60歳を定年とすることも可能です。

キャリアデザインセミナー

主に50歳以上の社員を対象に、自分らしいキャリアをデザインしていくために、時代に即したキャリア理論をもとに自己理解を深め、今後の働き方を考えるきっかけを提供するセミナーを開催しています。

公正な採用選考

電通総研では、応募者の人柄や能力・適性に基づく採用選考を基本方針としています。応募に際しては、国籍や性別、年齢は問いません。また出身大学の違いなどで差が出ることもありません。書類選考や面接選考などの過程においては、本籍地や宗教など、応募者本人の能力・適性に関連のない事項に関しては不問としています。また、面接に当たる関係者に対しては公正な採用選考のためのトレーニングも実施しています。

スペシャルコンテンツ