「幻肢痛VR遠隔セラピーシステム」が2021年度 グッドデザイン賞を受賞

2021年10月21日

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株式会社電通国際情報サービス

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下 ISID) のオープンイノベーションラボ(以下イノラボ)が株式会社KIDS(所在地:東京都文京区、以下KIDS社)と共同で企画・開発を手掛ける、「幻肢痛VR遠隔セラピーシステム」が、2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

「幻肢痛VR遠隔セラピーシステム」は、離れた拠点にいる幻肢痛患者とセラピストが、同じVR空間内で位置関係や動作を共有しながらコミュニケーションをとることで、患者がセラピストを対面訪問しなくても、どこでもセラピーを受けられるようにする仕組みです。
現在、幻肢痛のリハビリを補助できるセラピストの数は全国的に少なく、患者の居住地域によってはセラピーを受けるために、長距離の移動を要するケースも見られます。本システムは、一人のセラピストが遠隔地にいる複数の患者を同時に施術することが可能なシステムで、患者の居住地を問わず、より多くのセラピーの機会を創出します。さらに、VR空間で患者同士がコミュニケーションを図ることができることから、患者同士の横のつながりが実現され、これまでにない関係構築をサポートします。

上:相手との位置関係を自在コントロールする仕組み 下:VR空間における視界イメージ

イノラボでは現在、幻肢痛VRセラピーを患者向けに行うKIDS社と共同で、複数の幻肢痛患者の遠隔セラピーの実用化に向けた検証と、より多くの人にVRセラピーが届く仕組みを展開する計画を進めています。

 

左:患者向けテストの様子

右:VR空間における体験の様子

審査委員による評価コメント

VRを使ったセラピーということで、一見テクノロジーの側面が印象に残ります。しかし本当に重要なのは、セラピスト不足の問題を抱えるなかで、患者同士のコミュニケーションを可能とし、助け合えるリハビリ環境を生み出したということであり、その点を評価したいと思います。また、当事者によってプロジェクトが立ち上げられ、進められているという、当事者研究の事例としても意義があり、ネットワークづくりなどのノウハウをぜひ他の疾患にも応用できるよう広く公開してほしいと願います。

 

  • 幻肢痛:事故や病気で手足を欠損または神経が断絶してしまい感覚がなくなった患者が、失った四肢に対して痛みを覚える症状。
  • 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

 

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