AIモデルの開発・運用を自動化する「OpTApf」に時系列データの前処理加工を行う新機能搭載

  • プレスリリース

株式会社電通国際情報サービス

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下ISID)は、AIモデル開発・運用自動化ソリューション「OpTApf(オプタピーエフ)」に、時系列データを活用するために必須となるデータの前処理加工を行う新機能「タイムスフィーチャ機能」を搭載し、本日より提供を開始します。

背景

機器の故障や各種需要などを予測するAIモデルの開発において、より精度の高いモデルを構築するためには、事象の時間的な変化を観測して得られる時系列データの適切な活用が必須となります。しかしながら、時系列データを活用するには、データが持つ特徴量と、分析したい時間の粒度にあわせてデータを整えることが求められ、それらの工程は専門知識のあるデータサイエンティストが行うことが一般的でした。
ISIDが開発し、2020年5月から販売しているOpTApfは、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」のサービスの一つであるAzure Machine Learningを用い、数百種類のロジックから最適なAIモデルを迅速かつ容易に構築できるソリューションです。AIの専門知識がなくても、分析したいデータを投入して簡単な設定を行うだけで高精度なAIモデルが構築できます。今般、OpTApfの時系列データの活用をさらに促進するため、前処理工程を容易に行うことができる「タイムスフィーチャ機能」を開発しました。

タイムスフィーチャ機能の概要と特長

タイムスフィーチャ機能とは、時系列データの前処理加工を簡単なオペレーションで行うことができる機能です。時系列データを投入する際、目的変数と分析粒度であるウィンドウのサイズを指定するだけで、データ活用に必要となる前処理加工からAIモデルの構築までをOpTApfが自動で処理します。なお、構築したAIモデルのうち最適と判断されたものは、OpTApfが自動でAPI化するため、他システムからすぐに業務利用することも可能です。

ISIDは2020年2月に、社内のAI人材と知見を集約した「AIトランスフォーメーションセンター」を設置、2020年4月にはAIを搭載した3製品を発表し、顧客企業のAI活用を支援しています。今後もOpTApfをはじめとしたAI製品の更なる機能拡充を図り、顧客企業や社会の課題解決に貢献してまいります。

  • Azure Machine Learning:米国 Microsoft Corporationが提供する、企業向け仕様の機械学習サービス。機械学習モデルをよりすばやく構築、トレーニング、デプロイでき、責任あるAIを実現できるよう設計されている。

ご参考資料

OpTApfは、マイクロソフト社が提供するAzure Machine Learningの機能を用いて、AI の専門知識が無くても、数千種類の高精度な AI モデルを 3Step で容易に開発できる仕組みです。利用者は AI モデルの作成工数を大幅に削減することが可能となります。また、AI・機械学習の開発・運用を一体で行う最新手法 ML Ops を採用することで、IT 運用の専門知識が無くても、AI モデルの利用者自身が AI モデルを運用することができます。

関連プレスリリース

  • *
    Microsoft、Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
  • *
    本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社電通総研
製造ソリューション事業部 AIソリューション セールス担当
E-mail:g-ex-isid-ind-ai@group.dentsusoken.com

本リリースに関するお問い合わせ先

株式会社電通総研
コーポレートコミュニケーション部 野瀬、赤瀬
TEL:03-6713-6100
Webからのお問い合わせ

スペシャルコンテンツ