What's ISID

強み

電通とGEから生まれた先進的でユニークなDNA

ISIDは、電通とGEのジョイントベンチャーとして設立されて以来、先進的な情報技術をベースに、アイデアとクリエーティビティを掛け合わせたユニークなIT専門家集団として成長してきました。日本の金融機関や製造業のトップクラスの企業と直接取引し、事業環境の変化に呼応する先進的なITソリューションを提供しています。世界でも類を見ない特色ある企業間の組み合わせ、そして先進的なビジネス領域へのチャレンジスピリットこそが、ISIDのDNAなのです。

金融、ものづくり、企業経営・・・ 業務を知りつくしたITのプロ集団

例えば、高速化・複雑化が進む金融の取引市場に対応したアルゴリズムトレード・システムや、金融機関の融資・リスク管理を支えるシステム。グローバル市場で戦う製造業のものづくりを革新する製品開発ソリューション。あらゆる企業の財産である、経営情報や人材情報の活用を支えるソフトウエアやコンサルティングサービス。専門特化した業務を支えるシステムの構築には、顧客以上に業務を知るスペシャリストの視点が欠かせません。それぞれの領域に、業務を知りつくし、顧客と対等に向き合えるプロがいる。
それがISIDの強みです。

マーケティング×IT 二つの知見が無限大の価値を生む

クラウドも、モバイルも、ソーシャルメディアも、ビッグデータも。今や広告マーケティングの領域に、ITの知見は不可欠です。そして、金融やものづくりなどの業務領域においても、生活者の視点を取り入れるニーズが高まっています。マーケティングとI T 。この両方に大きな強みを持つ企業グループは、世界に電通グループしかありません。大手消費財メーカーの統合CRMシステムや、銀行のインターネットチャネル強化など、このポジションを最大限に生かしたプロジェクトが、次々と立ち上がっています。

たゆまぬ研究開発で次のビジネスを切り拓く

常に顧客の一歩先を見据え、ニーズに応える新たな価値を生み出すために、私たちは様々な領域で研究開発に取り組んでいます。あらゆるものがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)の時代。ISIDは、IoTの普及を加速するセンシングインフラの開発や、ビッグデータを用いて製品・設備の故障を高精度に予測する世界最先端のテクノロジーの提供など、次代に向けたソリューション開拓を進めています。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けても、いち早く走り始めました。2020年とその先に向けて、様々な企業や自治体で創出される新事業を、マーケティング専任代理店である電通とともにITの力で支えたい。
街づくり、観光、映像など、これまで研究開発に取り組んできた分野の知見を結集し、未知の領域に挑戦しています。

7カ国11拠点のネットワークでグローバルな市場開拓に挑戦

ロンドンに最初の海外拠点を作った1986年を皮切りに、2000年までに海外4エリア(北米、欧州、中国、東南アジア)に進出。その後も拠点を拡充し、海外ネットワークは7カ国11拠点にまで広がっています(2016年12月現在)。メガバンクの海外拠点システムの構築や、現地ならではのニーズに応えて開発した基幹業務システムの提供。さらに電通の海外拠点と協働し、デジタル・マーケティングやCRM領域のソリューションも提供しています。2014年には、現地企業へISIDのバリューを届けるための専任組織を立ち上げ、新たな市場開拓にも挑戦しています。

若手同期対談

自分だけの成長の軌跡、これからのキャリア

(左) Koyama.K. 2013年入社 基幹理工学研究科 情報理工学専攻 卒
コミュニケーション IT事業部 マーケティングIT部 プラットフォーム開発グループ
(中) Matsumoto.K. 2013年入社 Interdisciplinary Studies 卒
ビジネスソリューション事業部 エンタープライズソリューション営業2部
(右)Yamashita.Y.  2013年入社 理工学研究科 電気電子情報工学専攻 卒
金融ソリューション事業部 DXビジネスユニット DXコンサルティング部

※所属部署は対談当時の名称です。

就職活動時にそれぞれが感じたISIDの魅力、入社の決め手は?

Yamashita  就活の軸は、グローバルと新規ビジネス。それは今も変わっていないかな。学生時代、バックパッカーでよく海外を旅していたこともあって、グローバルな仕事に就きたかったんだよね。実際、入社3年目まで担当していた大手金融機関のシステム開発では、海外プロジェクトも経験できた。

Matsumoto  私は大学がアメリカだったから就活も現地。ボストンで開催されたキャリアフォーラムで出会ったISIDの人たちは英語もバリバリ使っていて、すごくグローバルな印象だったな。そこも魅力だったけど、入社を決めたのは、やっぱり人。一緒に働きたいと思える人が、たくさんいたから。

Koyama  どんな人たちと一緒に働くかはとても重要だよね。僕は入社前にお願いして、自分が理想とする「30代前半で家族を持ち、技術者としてバリバリ働いている人」に会わせてもらったんだけど、仕事はもちろんプライベートでも一緒に何かしたいと思えるような魅力的な人だったよ。

Matsumoto  私は今、メディアコンテンツ業界の営業担当として、いろんなお客様と話すけど、ISIDは他のIT企業と違うってよく言われるよ。特に技術者のコミュニケーション能力が高いって。

Koyama  そうなんだ。確かに、今、大手製造小売業の基幹システムの設計開発から運用まで担当しているけど、技術者がお客様と顔を突き合わせて仕様を決めたりといったことは当たり前に行われてる。コミュニーション能力が問われる場面は多いかも。

Yamashita  あと、自ら手を挙げて仕事をしている人が多い印象だった。若いうちから仕事を任せてもらえる風土も感じたし、ここでなら主体的に働いていける、新しいことにもチャレンジできそうだって思えたのも惹かれた理由かな。もちろん何でもかんでも、やらせてもらえるわけではないけれどね。

Matsumoto  そうだね。私もずっと希望していたアメリカのサンフランシスコオフィスに、去年、短期だけど行くことができた。年次的には若いかもしれないけれど、あとで上司に理由を聞いたら、「ずっと行きたいと言っていたし、チャレンジさせてあげたかったから」と言ってくれて。そういうフラットな環境は、恵まれていると思う。

Koyama  すごいなぁ。ただ、就活の段階だと事業内容や実際の仕事は、正直やってみないと分からない面が多いよね。僕の場合は、例えばセキュリティシステムに特化した会社だと、その領域に対する興味を失った時の事を考えるとちょっと怖かった。一方でISIDは、金融機関や製造業をはじめ顧客企業の業界が幅広いし、提供しているソリューションもバラエティ豊かで、グループ企業と協業して新しいビジネスをできたりもする。ビジネスの多様性という観点も、魅力的だったな。

Yamashita  そうだね。超大手企業だと色々やってるけど、プロジェクトが巨大過ぎて、自分が関われる範囲が狭い気がしたし、ベンチャーだと限られたビジネスしかできない不安もあった。ISIDなら、若いうちから様々な経験ができて、新しいことにも積極的に挑戦できそうな気がしたよね。

もっと読む

閉じる

「信じて野に放つ」、だから人は育つ。

Yamashita  金融ソリューション事業部には、「新規ビジネスを企画・立案して、研究開発する」誰でも参加可能な仕組みがあるんだけど、入社1年目でクラウドファンディングをテーマにした企画を出したんだ。配属された部署は大手銀行の基幹システム開発のプロジェクトだったから、普通に考えたら、その仕事を覚えることが先決なんだけど、上司も「おもしろいね」って言って、新規ビジネスにもチャレンジさせてくれた。

Koyama  部署を異動したばかりの時、十数人の技術者が並行していくつもの案件を抱えていたんだよね。そこでもっと技術者が働きやすくなるように、開発を効率化するようなツールとかルールの導入を上司に提案したら、あっさり「いいね、やってみよう」と言われて。導入した結果、開発効率が上がって、成果がでたんだけど、異動したばかりの若手のアイディアだろうと、いいと思えば採用してくれる環境があるよね。

Matsumoto  営業は特に独り立ちさせるのが早いかも。私の場合は、配属後2、3ヶ月くらいで、「ここからは一人でやってみたら」って。文系出身の私は、もともとITにすごく詳しいわけではなかったから、独り立ちしたいとは思っていたけれど、実際は不安もいっぱいだった。

Koyama  自分の仕事を本質的に理解するには、実際に「自分で考えて、やってみる」のが一番だという実感が先輩たちにはあるんだよね。もちろん野に放たれて、失敗することもある。でも、放置はしないでしょ。

Matsumoto  そうだね。その時も「次はどうするの?」とか絶妙なタイミングでフォローがちゃんとあった。結果、新規案件を受注して、独り立ちできる自信になったんだよね。先輩たちが自分のことのように喜んでくれたのも嬉しかったな。

Koyama  重要なプレゼン資料の作成を任されたことがあるんだけど、ある箇所が上司の期待していた品質に届いていなかったんだ。結局、間に合わなくて、その箇所は上司が差し替えたんだけど、その内容がものすごく分かりやすくて驚いた。自分で考えてやっているから、その凄さも分かったし、理解や吸収できることも違うんだと思う。

Yamashita  僕の場合も、まずは担当のプロジェクトに専念させるべきか、上司も悩んだらしいんだ。でも、会社の組織風土として、新しいビジネスや市場に挑戦する文化がある。だから、若手の意見やアイディアも真剣に聞いてくれるし、若いうちからチャレンジさせてくれているんだと思うな。もちろんうまくいかないこともたくさんあったけど、新しい技術を使ったビジネス開発の担当になった今、今までの経験はとても生かされているよ。

もっと読む

閉じる

これからの僕ら、それぞれのキャリア

Matsumoto  産休や育休から復帰する人も多いし、在宅勤務やテレワークを活用しながら活躍している先輩もいる。もちろんハラスメントへの意識もすごく高い。女性も働きやすい会社だと思う。

Koyama  技術者にとっては、幅広い仕事がある、つまり多種多様な課題があるという環境は、ものすごく恵まれていると思う。インターネット上に技術情報は溢れていて、誰でもアクセスできるわけだけれど、それを実社会で活用して何が起こるのか、その知見はネットでは得られない。実際の案件を通じて、様々な技術の経験を積むことは、技術者として成長する上ではとても重要だと思うな。

Yamashita  この前、ある大手金融機関の役員の方にプレゼンする機会があったのだけれど、そこでは技術の話はしない。結局、僕らが求められているのは、お客様の課題に対して、どう解決し、どんなメリットを提供できるかということだと思う。

Koyama  もっと踏み込めば、お客様が言っている課題とは別の部分にも課題があって、そこを見つけられるか。そして解決できるかどうか。それで初めて価値がある、役に立ったとも言えるよね。

Yamashita  そう。結局、技術はあくまでも手段。お客様の言葉の奥にある機微を読み取り、気づいていないことすら汲み取る。そんな力が一番重要だったりするよね。ISIDにコミュニケーション能力に長けた人が多いのも、その理由からなんだと思う。

Matsumoto  この技術を追求したいというより、課題を解決したいっていうマインドを持った人が多いよね。それが「ISIDには、他社にはない観点からの本質的な提案を期待している」とお客様から言われる所以なのかも。

Yamashita  今後は数年の間に、今、取り組んでいるブロックチェーン技術を使った新規ビジネスを何とか成功させたい。その上でグローバルに通用するものに発展させたいと思っているんだ。昔はずっと先のキャリアまでイメージすることもあったけど、今はもうあまり意味がない気がする。世の中のブレイクスルーは予想できないわけで、もちろん今のブロックチェーンに固執するわけでもなくて。その都度、これだと思ったことにチャレンジしていきたい。

Koyama  今の上司は技術的な知識はもちろん、顧客折衝も本当に巧みで、ある意味すべてを一人で進めてしまえるような技術者なんだよね。だからスピード感がものすごくて、どんどん新規案件が舞い込んでくる。その様を一番近くで見てきたから、こんな風になりたいと心底思っているんだ。目標とする姿が目の前にいるのは、本当にラッキーだと思う。

Matsumoto  私もサンフランシスコで会った先輩が一人何役もこなすような人でびっくりした。グローバルビジネスは、特にスピード感が重要になることを実感したし、同時にとてもワクワクした。私個人としても、少しずつだけど、アメリカで繋がりのできた企業を社内のチームと連携させたりして、グローバルな仕事もできつつある。まだ女性で海外赴任している人はすごく少ないから、私がパイオニアになりたいなって思っている。これからも同期として、それぞれの思い描くキャリアを歩んでいきたいね。

もっと読む

閉じる

技術者対談

課題設定から関われる、だから面白いISIDの技術者

(左)Suzuki.T  2007年入社 環境情報学部卒
コミュニケーションIT事業部 ソーシャルテクノロジー開発部
あまり業界は絞らず、ITサービスを作っている仕事を志望して就活。学生時代からデザインやユーザー志向のモノ作りなどに興味があり、大学ではメディアデザインを専攻。ISIDには既存のSIerにはとどまらない可能性を感じて入社。
(右)Iida.M  2011年入社 総合人間科学部卒
コミュニケーションIT事業部 ソーシャルテクノロジー開発部
学生時代は心理学を専攻。物事の仕組みを考えたり、世の中の流れを分析したりするような仕事を目指して就活。ISIDで出会った社員は、自分自身の能力・スキル・特性を存分に発揮している個性的な人が多いと感じ、ここでなら個性的な仕事ができると思い入社。

※所属部署は対談当時の名称です。

誰も答えを持っていないテーマにチャレンジすること

Suzuki  クルマとバイク、両方のポテンシャルを併せ持つ都市型モビリティTOYOTA「i-ROAD」をきっかけに生まれたプロジェクト、OPEN ROAD PROJECT。TOYOTAだけでなく、広告のプロである電通やシステムのプロであるISIDなど様々な分野の専門家によるチームを結成し、試乗パイロットとして一般の方々にも協力いただきながら、プロダクトとサービスを組み合わせた形での新しい移動体験の開発に取り組むミッションでした。ISIDの中でも新しい形のプロジェクトだったように思います。

Iida  そうですね、私もそう思います。「i-ROADという全く新しいモビリティを使ったサービスを実現するためにはどんなシステムが必要なのか?」「i-ROADから取得できる走行データはどのように活用していけるのか?」 手探りの状態からのスタートでしたね。「こんなシステムをつくってください」と依頼を受ける仕事とは難易度の質が異なるプロジェクトでした。

Suzuki  プロジェクトのコンセプトは「都市の移動を、もっと自由に」。都市においてクルマを所有する人が少なくなってきている今、その一つの要因として「気軽に駐車できない」というものがあるのではないか。それならもっと気軽に駐車できる場所から創ってみるのはどうか。i-ROADの、バイクが停められる程度のスペースがあれば駐車可能というメリットを活かせないか。そんなアイデアを企画担当の方から聞いた時、すごくワクワクしたのを覚えています。

Iida  注意して街中を見ながら歩いていると、普通の車は停められなくても、i-ROADであれば駐車できそうなスペースは結構あるんだと気づかされました。そして、アイデアの実現方法を議論していく中で、空きスペースをi-ROAD用の駐車場として管理するシステムが必要不可欠だということになり、ISIDは駐車場管理システムとスマートフォンアプリの構築を担当することになりました。

Suzuki  ただマップ上で「ここに停められますよ」と教えればいいだけではなくて、アプリで駐車場の予約をちゃんとしてから現地に向かう人もいれば、駐車場の目の前でここに停めると決める人もいる。いろんな状況があって、いろんな使い方がある。「必要な機能は何か?」「使いやすいデザインは?」「今後機能が増えてもある程度耐えうるには?」そんなあらゆる仮説を受け止められる最適なUIにしなければならない。ノートにあーでもないこーでもないと書いては考え、考えては書いて設計していきました。

Iida  アプリとしての機能や見せ方は当然システムとも連動しているから、その都度、あらゆるデータから必要なデータだけを選別し、加工して、見せていく方法も考えなければならない。空車や満車といったデータは、もちろんリアルタイムで変化していくので、その制御や管理はどうするか。システム側の検討もかなり複雑でした。

Suzuki  ただ最初の設計を緻密に頑張ったことで、スムーズに利用できるシステムが実現できました。そして、プロセスを各画面にうまくまとめていく情報設計の作業は一筋縄ではいかないけど、私は好きなんだなぁと改めて実感しました。また、依頼されたシステムを納品したら終わりというわけではなく、お客様と議論し、生きたデータに触れ、システムを作り、分析して、さらにシステムの精度を高めていくという一連のプロセスが面白かったです。

Iida  分析では「誰がいつ、どこに、何時間駐車した」という駐車場利用のログデータや、i-ROADの走行データなど様々なデータを使って、「その場所を駐車場として稼働させた時に採算が取れるか?」について検討しました。ユーザーの利用ログを解釈し、駐車場ビジネスの可能性までも視野に入れて考えていくのは、もちろん難しいけれど、新しいビジネスモデルを作っている、誰かの役に立つシステムを作っているという手応えを強く感じました。ログデータから、ユーザーの行動を分析するような仕事は、ずっとやりたかった仕事なので、今回携わることができて良かったです。

Suzuki  あらかじめ定められた機能や設計書に忠実にシステムを作るのか、そもそもの課題から、サービスの使われ方やビジネスの仕組みまで突き詰めた上でシステムを作っていくのかでは、技術者としての役割も求められるスキルも異なると思います。そして「答えのないテーマ」についてゼロから考えていく仕事には、試行錯誤しながら新たなサービスやビジネスを生み出すやりがいがあると感じました。OPEN ROAD PROJECTは、まさに「答えのないテーマ」について考え、チーム一丸となって作り上げていった仕事でした。

もっと読む

閉じる

ISIDが求める技術者とは?

Suzuki  私が技術者かと問われたら、自分としては「NO」かもしれない。私が思う技術者像は、コレという特定の技術分野を学び続け、突き詰めていく人。対して私は、お客様のやりたいことと、それを実現する開発チームの間を繋ぐ通訳のような存在として、プロジェクト全体をまとめてシステムを作り上げる人だと思っています。自分としてはサービス設計や情報設計に強みを持っていますが、それだけではシステムは完成しないので、他の強みを持つ社員や協力会社さんを巻き込んでチームを編成し、個々の得意分野の力を最大限活かしながらプロジェクトを完遂していく。実際ISIDの多くのプロジェクトではそういった立場で動く社員が多いように思います。

Iida  「技術者」って、どういう人なんですかね。例えば、私が以前所属していた研究開発部門には、「Javaなら任せろ!」といったスペシャリストが多くいました。確かにそういう特定分野に突き抜けた人たちは、誰が見ても「技術者」のイメージに合致するかもしれないですよね。私は、今の部門に異動してから、プログラミングを行う機会が減ってきているので、「果たして私は技術者なのか?」と思うこともあります(笑)ですが、プログラミングの割合が減った代わりに、「プログラミング以外のIT技術全般の知識」や「いかにして効率の良い開発プロセスを作るか?」などのスキルが求められていて、立場・役割が変化していくと共に、技術者として求められる知識やスキルも変わりました。プロジェクトを進めていくには、技術的な知見を持ちつつプロジェクトをまとめていくプロジェクトマネージャー、システム全体のアーキテクチャー設計を考えるアーキテクト、プログラミングを行うエンジニア...などなど様々な役割を持った人の共同作業が必要不可欠で、どの役割も欠くことができない。そういう意味でいうと、システム作りに携わっている人は、皆何かしらのスキルを持った技術者なんですかね?

Suzuki  そうとも言えるかもしれないですね。システムの完成に向かってプロジェクトをまとめあげていくのにも、やっぱりそれなりのスキルは必要ですので、その意味では私も「技術者」なのかもしれません。また、ITの会社にいる以上、最低限の「技術」知識やITの素養がなければ良い提案はできないので、突き詰めるのは難しいとしても、IT領域に関する勉強は続けていこうと思っています。例えばサービス設計や情報設計はシステムの使い勝手や品質に繋がってきますので、その知見を持ちながらプロジェクトをまとめていくのと、そうでない場合を比べると、最終的に出来上がるシステムに違いがでてくるのではないかと思うのです。

Iida  なるほど。直近のプロジェクトにおける自分の役割は2つあって、1つは、ベンチャー企業のように「突出した技術を持った人」と「ITの素地のない人」との間に立って通訳をして、共にビジネスを広げていくような役割。そのためには、「様々な分野の突出した技術を持った方々と専門的な会話ができるだけの土台を色々な分野で持っておくこと」と、「ビジネスモデルの作り方などのビジネスへの理解」が重要だなと思っています。もう1つは、複数の面白い技術をつなげてサービスを作り上げていく、技術と技術のつなぎ役。こちらは、「技術のつなぎ方」や「技術と技術の間を埋める力」が重要だなと思っています。最低限の「技術」知識やITスキルを持った上で、何をするのか?が問われているように感じています。

Suzuki  そう、ISIDは「ITで価値を創造する会社」だと思っています。そのために必要な技術が世の中になければ自社で技術自体の研究開発を行うこともありますが、基本的には既に世の中に存在している技術をうまく組み合わせて使っていく立場になります。お客様の本質的な課題は何なのか、それはどうすれば解決できるのかを的確に見極める力が大事で、そういった力を持っている人が求められているのではないでしょうか。そこでは「技術者かどうか」といった括りはあまり意味がないように思います。

Iida  それは確かにありますね。「お客様が目指すゴールに辿り着くための課題は何なのか?」を見極める力と、「その課題に対して、どういったIT技術が活用できるか?」を提案する力が必要だと思います。新しい技術も万能ではなかったりするので、既存の技術から新しい技術まで、技術の引き出しを増やしておいて、お客様の課題解決に対して、本当に役に立つ技術を見極めることが重要だなと思っています。社内を見渡すと一定レベルのIT技術はみんな持っているけれど、個々の得意領域やバッググラウンドはバラエティに富んでいる気がします。その「社員の個性のバラエティの豊かさ」は、お客様が抱える本質的な課題を一緒に考えて解決していく中で、個々人が創意工夫している結果なのかもしれません。あるプロジェクトが始まる時に、「この部署にお願いしよう」ではなく、「これはあの人が得意なのでは」と個人が浮かびやすいのはISIDらしいところなのかもしれないです。

Suzuki  確かに。クラウド技術にもかなり早期から目をつけて取り組んでいた人がいたし、FinTechについても数年前からFIBC (Financial Innovation Business Conference)を主催して業界内での議論を促したり、最近では日本初のFinTech集積拠点「FINOLAB」を開設したりと、先見的な取り組みをしている人たちがいますね。営業職と技術職と分かれてはいるけど、職種問わずお客様と直接対峙して生の課題に触れられるというISIDの環境が、そういった新しい取り組みに繋がっているのかもしれないですね。

Iida  私たちに求められている価値は書いたソースコードの量ではなく、コンサルティング、つまり課題解決の力なのだと思います。あえて言えば、課題解決する力が、ISIDの技術力の本質であり、ISIDでいう技術者とは、課題を解決できる人ということなのかもしれません。

Suzuki  もっと言ってしまえば、その課題解決の手段はITに限らず、なんでも提案してしまっていいのかもしれない。これからもお客様のビジネスや人々の暮らしが今よりもちょっとハッピーになるような、そんな仕事をしていきたいです。

もっと読む

閉じる

女性社員対談

人と会社を強くする、多様なワークスタイル

(左)Hiraoka.K. 1995年新卒入社 法学部卒
ビジネスソリューション事業部 グループ経営コンサルティング4部
プロジェクトマネージャーとして、会計などの基幹業務システムの提案から開発までを担っている。2児の母。育児休暇を2回経験し、育児休暇後1年間は週2日在宅勤務制度を活用した。
(中)Tanaka.Y. 2002年新卒入社 国際学部卒
管理本部 人事部
採用・教育領域を経験後、ワークスタイル変革・ダイバーシティ等をテーマとして組織開発に取り組んでいる。2児の母。育児休暇を2回経験し、現在は週2日在宅勤務制度を活用している。
(右)Miyanaga.K. 2008年中途入社 文学部卒
金融ソリューション事業部 グローバルアカウントビジネス第1ユニット 営業部 営業2課
主に金融機関担当の営業として、新規開拓、既存顧客の取引拡大など日々、提案活動を行っている。1児の母。2016年4月に育児休暇から現場に復帰し、現在は9時~17時で勤務している。

※所属部署は対談当時の名称です。

これまでのISIDでのキャリア

Hiraoka  入社以来、約20年間ビジネスソリューション事業部の技術者一筋です。2004年に最初の育児休業(以下:育休)から復帰しました。女性が多い部署ということもあり、その頃から育休を取得する人も徐々に増えて、2010年に2度目の育休から復帰した頃には、ほとんどの人が制度を利用していました。その当時から制度は整っていましたね。

Miyanaga  2008年に営業職として中途入社しました。入社して感じたのは、社員一人ひとりの話を聞いてくれるすごく優しい会社だということ。私も2014年から出産休暇、育休を取得しました。ただ、Hiraokaさんの部署とは違い、私の所属する営業部は女性が少ないんです。

Tanaka  私は人事部で社員の採用・教育に関わってきましたが、確かに部署ごとの人員構成には、多少ばらつきがあるかもしれませんね。全社的に見ると、私が入社した時点の同期で女性は2割ほどでしたが、最近では入社する男女比も半々くらいになってきています。子育て世代も増え、男性も育児に関わるようになってきました。会社としては、もちろんいろいろなバックグラウンドを持った人たちに活躍してほしい。では、果たしてこれまでの働き方や職場環境のままでいいのか。現在私は、組織開発に関わっています。組織開発と一言でいっても領域はとても広いですが、主に「女性活躍推進」や「ダイバーシティ」などのテーマを担当しています。今の業務に就いて、まず最初に取り掛かったことは現場社員へのヒアリングでした。

Miyanaga  私もヒアリングしていただきました。ちょうど2年ほど前に子どもが生まれる直前でしたね。

Tanaka  当初は女性が抱える悩みを解決しようという思いが強かったのですが、進めていくうちに女性だけの問題ではないということがわかってきました。

Hiraoka  同じ頃、私の事業部でも問題意識が顕在化してきていました。育休から復帰すると時間の調整のつきやすいポジションや仕事に就く人が多いのですが、長い目で自分のキャリアを考えた時に不安を感じる人もいるようでした。上司や周りの人たちの配慮に感謝しつつも、負い目のようなものを感じてしまう人もいたり。事業部内でヒアリングやアンケートをしてみると、本人は頑張りたい、上司は頑張ってほしいという思いはあるけれど、少しコミュニケーションが不足しているようでした。

Tanaka  出産や育児のある女性は時間的な制約が明確で、必然的にワークライフバランスをとらなければと考えます。一方で明確な時間的制約のない人の状況はより複雑でした。早く帰れるなら帰った方がいいとは誰もが思っている。けれど、社内外を含めたチームで仕事を進めるという業務特性もあり、自分だけ早く帰るのではなく、チームみんなが早く帰れることを望んでいました。つまり個人の働き方だけではなく組織全体、仕事のプロセスまで見据えて検討しなければ本質的な改善はできないことが分かりました。そこで2016年2月に全社横断の「ワークスタイル変革タスクフォース」が立ち上がりました。

もっと読む

閉じる

全社横断「ワークスタイル変革タスクフォース」

Tanaka  ワークスタイル変革タスクフォースは、問題意識を持った社員自らが声をあげ、その声を会社が尊重して動いています。様々なバックグラウンドを持った社員たちが、自分たちの手で働きやすい環境を作り上げ、多彩な分科会を開催し、知識やスキルを増やしたり、社員同士で課題を共有し知恵を出し合って解決策を考えるような機会を増やしたりといった活動を日常的に行っています。

Miyanaga  2016年4月に育休から復帰しましたが、休みに入る前に比べて、男性の帰社時間も早くなっていて、びっくりしました。周りの意識の変化を感じますね。気負って頑張らなきゃと復職直後は思っていたのですが、保育園へのお迎えもあるし以前と同じようにはいきません。すると「助けられることはある?」「抱え込まないでね」と声をかけてくれる。一人じゃないと思えて本当にありがたかったです。

Hiraoka  私も1度目の育休明けで、以前のように仕事をやりきれるのか不安でした。でも、上司がお客さまに対して、彼女にはこういう制約があるけれど、ちゃんとやりきれると思っています。もし何かあれば私が必ずフォローしますので安心してくださいと宣言してくれました。とても嬉しかったですね。当時はまだ意識や配慮にも個人差があったと思いますが、全社的にも少しずつそういった風土が醸成されつつあるように感じます。

Miyanaga  こちらからも発信していこうと思えるようになりますよね。例えば保育園で風邪が流行っていることを周りに早めに共有して、もしもの時はお願いねと伝えておけば、お互い心の準備ができます。以前だったら、何とかして両親に子供を頼めないかとか自己解決しようとして悩んでいたかもしれません。

Tanaka  私の場合は、自分以上に引っ張ってくれる上司の存在がありました。子どもがいるからと自分から仕事を少しセーブしていたのですが、もっとできるよとうまく乗せてくれて。気づいたら、たくさんの新しい仕事に挑戦していました。

Hiraoka  ただ人によって意識のばらつきがあってはいけないですし、働き方を見直すには現場レベルで現実的でなければ意味はないですよね。既に男性社員の育休取得推進やテレワーク勤務対象者の拡大などの取り組みも行われており、多様な働き方を前提にした社内インフラの整備も進んでいます。これらの施策がより現実的で、現場の社員が利用し易いものになるためには「ISIDが全社的にこうした働き方を推奨していきます」とお客さまやパートナー企業も巻き込んで進めていくという意思表示が必要なのかもしれないです。これからの課題は、そのあたりにもあるのでしょうね。

もっと読む

閉じる

ワークスタイルの変革が、企業とひとりひとりの未来を切り拓く

Miyanaga  どうしても定時ではお迎えに間に合わないので、始業時間を早めさせてもらったことがあります。制度を超えた部分でもちゃんと考えてくれて、本当に助かりました。ただ逆に言えば、制度にはまらない状況というのはたくさんあるとも思いましたね。

Tanaka  この1年間、全社アンケートを実施し、また入社2年から6年目までのほぼすべての若手社員と座談会もやりました。インプットはかなりできたと思います。これからは集まった声をどのように制度・インフラ・風土などに反映させていくか、アウトプットの段階ですね。

Hiraoka  マネジメント層に入ってくる世代も、子育て世代が増えています。共働きで家事や子育ても分担しなきゃという実感もあって、今日は保育園のお迎えなのでと業務を定時で切り上げて帰る男性社員もいる。このあたりがどんどんマネジメント層に入ってくると変革にも拍車がかかってくるでしょうね。

Tanaka  特に若い世代には、さらなるスキルアップに時間を充てたり、社外でも多様な経験をするために、限られた時間で効果を出すよな引き締まったワークスタイルを望む声が多かったです。限られた時間の中で、質を高め成果をあげる。本来は厳しい話な訳で、ワークスタイルを変革するということが決してゆるいことではないというのを理解しているのでしょう。

Hiraoka  家族と一緒にいる時間を犠牲にするのは違うし、だからと言って仕事を妥協するのも違う。育児や介護に限らず、各々事情や要望も異なるわけで、それぞれがいいバランスになってほしい。仕方ないと諦める組織にはなりたくないですから。

Miyanaga  私の部署では、子育て中の女性の営業はまだ少ないです。なので、道を切り拓いていきたいですね。私だからできた、ではなく、工夫すれば誰でもできるよ。そんな働き方を確立したいですね。社員一人ひとりの意識や声で、多様なワークスタイルを生み出すことができる。それが、ISIDらしさになり、強さに繋がっていくのですから。

Tanaka  優良な子育てサポート企業として厚労大臣による「プラチナくるみん」の認定や、女性活躍推進法に基づく優良企業の「えるぼし」認定といった一定の成果は出始めています。
社会全体として「働き方」に注目が集まっていますが、これからの時代は、企業が「制限」を「強み」に変えられるかが重要だと思います。制限があるから、創意工夫し、仕事の仕方が変わる。イノベーションを起こすキッカケであることに企業全体として向き合えるが、鍵だと思います。ISIDは向き合い、そして動き出しました。ワークスタイルの変革にこそ、会社の未来はあると私たちは思います。

もっと読む

閉じる