キャリア
インタビュー

「4児の母」と「プロジェクトマネージャー」を 両立する選択と働き方

「4児の母」と「プロジェク トマネージャー」を 両立する選択と働き方

製造ソリューション事業部 PLMソリューション推進ユニット PLMコンサルティング部

丸谷 瑠美Marutani Rumi

2006年入社

選んだのはIT業界、
社員の表情や居心地の
良さに惹かれて入社

就職活動を始めたばかりの頃は、機械系・食品系など業界を絞らず幅広くエントリーしていました。そこから自分を見つめ直す時間が増えるにつれ、お客様の業務プロセスの改善・効率化をITでお手伝いすることが、やりたいことや適性にマッチすると感じてIT業界に絞り込んでいきました。当社に決めたのは、会社説明会で出会った社員の皆さんが自然体で素敵な表情だったこと、選考が進む中でのコミュニケーションにも居心地の良さを感じたのが理由です。比較的風通しの良い印象は、当時から変わっていません。

今は製造業のお客様に対して、製品の設計開発を支援するシステムの運用定義、導入支援、サポートをメインに行っています。お客様からのご要望を聞きながら、カスタマイズが必要な部分の要件定義や、オプション機能の導入検討など、お客様の業務効率化や品質向上を実現するにはどうすればよいかを考え、提案から実装までをチームでサポートしています。

限られた時間で仕事の「やりがい」を
最大化するヒント

仕事ではプロジェクトマネージャー(PM)、プライベートでは4児の母として、目まぐるしく毎日を過ごしています。PMとしてメンバーの作業の進捗管理やお客様との調整・確認事項のやりとりなどを担っているんですが、やはり働く上でポイントになるのは「時間」ですね。基本はフルタイムで働いているものの、1日の中で家のことをする時間も必要だし、子供の都合でお休みや早上がりさせてもらう場合ももちろんあって。「時間の制約」が存在するのを強く感じます。

だからこそ意識しているのが、自分だけで抱え込みすぎないようにすること。自分が悩んでいても仕方のないことは、チームメンバーや上司など周りの人たちに頼って、チーム全体で質の高い仕事になるよう心がけています。その分、メンバーが困ったときに相談しやすいよう、いつでも声をかけてくださいねと伝えることを大切にしています。

こんな風にもちろん制約もありますが、仕事ではお客様と直接やりとりをしながら、自分が役に立てている実感を得たいんですよね。実は、1人目の子供の育児休業から復帰した時、お客様とは直接対峙しない形の仕事に就いたんです。当時は時短勤務で働き方への配慮をいただいた担当変更でしたが、お客様の顔が見えないため、自分の中で何となくモヤモヤした気持ちに……。お客様と対峙しながら、頼られ、感謝していただける瞬間が何よりも嬉しくて、今の働き方を選ぶようになりました。

裁量労働制とテレワーク制度を活用、やりたい仕事が可能に

仕事と家庭のバランスをとっていく上で特に助かっているのが、裁量労働制とテレワーク制度です。
2人目の育休復帰後1年間は時短勤務の制度も使っていましたが、今日は子供のお迎えを家族に任せられるから、もう少し仕事を進めておきたいな…と思っても、制度の取り決めから残業はできなかったんです。そこで上司とも相談の上、フルタイムに戻して裁量労働制の中で時間をコントロールしながら働くことにしました。3人目・4人目の育休後は、初めからフルタイムで復帰しています。

加えて、テレワーク制度の全社普及にも助けられました。今は基本テレワークで業務にあたっています。下の子がまだ小さく保育園からの呼び出しなどが多かったり、小学生は帰りが早かったりするので、正直テレワークでないとフルタイムの働き方は選びづらかったと感じます。この2つの制度には本当に支えられていますね。

誰もが真に働きやすく、多様性が認められる場であるために

私の所属する事業部は男性社員の比率が高く、ロールモデルになる先輩が身近にいなかったので、働き方を模索しながら積み重ねてきたキャリアになりました。だからこそ思うのが、「“多様性” の本質ってなんだろう?」という問いです。最近よく「多様性のある働き方」という言葉を見聞きしますが、子育て世代の女性社員に対してや、女性管理職の比率に対して言われる場合が多いと感じるんですよね。例えば、育児休暇・休業だって男性が取っても良いし、家に小さい子供がいれば男性の働き方だって変わったって良いはずなのに、なぜかあまりそうはならない。性別に関係なく、誰もが平等に仕事にも家庭にも関わっていけるようになればと感じるのと、そのための働きかけができれば良いなと思っています。
最近始まった「コミュニティラウンジ」という社内イベントでも、事業部を越えて集まった女性社員の皆さんが、自分と同じように働き方を探ったり、日々感じていることに共感できたりと、たくさんの気づきがありました。この女性社員同士のつながりも大切にしていきたいです。

未来の
仲間たちへ一言!

多様性を認め合える世の中にしようと、社会も少しずつ変化してきています。自分のやりたいことや強みとマッチして、ありのままの自分を受け入れてくれる会社との出会いが必ずあるはずです。自分が会社に合わせるのではなく、自分がどうありたいかの軸を大切にして、就職活動に挑んでみてください!