大学1・2年生向けに、将来のキャリアや仕事、ワタシらしさについて考えるオンラインイベント「ワタシゴトキャリアラボ ~ITビジネスから考えるワタシとシゴト~」を開催

2020年9月、東京女子大学と津田塾大学、ISID共同で大学1・2年生向けオンラインイベントを開催しました。
「ワタシゴトキャリアラボ ~ITビジネスから考えるワタシとシゴト~」と題した今回のイベントは、ISIDが実際に手がけた仕事の流れを体験してもらうグループワークと、女性社員や内定者が語る、自身の就職活動や仕事への向き合い方・キャリア形成についてのパネルディスカッションをオンラインで実施しました。

当日の様子をレポートします。

ISID仕事体感グループワーク

大学1・2年生の参加者に「使う人の目線で仕組みやサービスを考える面白さ」を学んでもらうため、ISIDが実際に手がけた航空会社の「カスタマージャーニーマップ」作成を体験してもらいました。最初に案件の概要を人事担当から説明し、その後参加者には、「旅行前~旅行時~旅行後にどのような体験をし、どのようなサービスを求めているか」を検討してもらいました。大学や学科・学年を超えたメンバーであることに加え、オンラインという状況の中でも積極的に議論する姿が印象的でした。

ISID女性社員によるパネルディスカッション

パネルディスカッションには、東京女子大学、津田塾大学の卒業生でもあるISIDの女性社員2名と内定者1名が登壇しました。パネルトークに加え、参加者から挙がった「女性のキャリアや働く環境」や「学生生活を通じてこれから身につけていきたい力について」などの質問にも答えてもらいました。当日の様子を、一部ご紹介します。

働いていて、女性として難しさを感じることはありますか。

社員:性別での差を感じることはありません。自分自身のライフイベントによって、私が“仕事をセーブしたい”等の想いを抱えることはあるかもしれませんが、会社として制度も整っていて、周りの社員も柔軟に働いているのを見ると様々な選択が可能であると感じています。コロナ禍でテレワークが当たり前になっているため、子どもの寝かしつけのタイミングで休憩をとるなど、皆さんより柔軟な時間の使い方をしています。

社員:ISIDでは男性社員も家事や育児に参画している人が多いように感じます。実際に男性で育児休業を取る人も増えてきています。そのような風土が根付いているのは、女性に限らず子どもを持つ社員や介護を抱える社員にとって働きやすい環境だと思います。

就職活動や仕事をする中で、自分の考えを相手に伝えるとき、どのようなことを意識していますか。

内定者:私は自分の考えていることを言葉にするのが苦手なので、とにかく準備をしっかりすることを大切にしています。どのようにストーリーを立てれば理解してもらいやすいのか、どのような話し方をすれば伝わりやすいかを考えて組み立てていくんですね。就職活動ではキャリアセンターを活用して、練習を重ねたことも自信につながったと思います。

社員:仕事も就職活動も同じで、目的を常に考えることです。就職活動では自分のことをアピールしたい!と必死になってしまうことも多いのですが、面接官は何を知りたいと思っているのか、何を知ってもらえるとここで働きたいという気持ちが伝わるのかを考えましたね。仕事でも同じです。ISIDのソリューションを知ってほしいではなく、相手はどうしたいのか・どうなりたいのか、そこを起点に話を展開していくことを意識しています。

その後は約1時間にわたって、参加者からの質問に答えていきました。

仕事をする上でのモチベーションは何ですか。

社員:月並みですが、やはりお客様から「わかりやすかったね」や「ありがとう!」という言葉をかけていただいたときは、お役に立てた実感がわいて嬉しいですね。チームで一つのものを作り上げていく過程も好きです。上司や同僚からポジティブなフィードバックをもらえるとそれも次へのエネルギーに繋がっていると感じます。

社員:チームを率いる立場となり、チームメンバーとの対話を繰り返す中で、率直な意見や新たなアイデアが出てきたときは、チームの一体感が感じられ、やりがいに繋がっていると思います。仕事上ではないですが、子どもからの「仕事楽しそうだね」「お母さんかっこいいね」という言葉も活力になっていますね。

今までしてきた仕事の中で一番印象的だったこと、面白かったことは何ですか。

参加者からは自身の将来やキャリアをイメージする質問が途切れることなく挙がりました。コロナ禍によって通常の学生生活や就職活動が難しくなり、キャリアに対する価値観も変化しつつある中で、自分の将来と真剣に向き合う参加者の姿が印象的でした。

社員:直近で印象に残っているのは、規模も大きく、ISIDにとっても初めてのお客様というプロジェクトに携わったことです。お客様も私たちも、お互いにどういう人たちなのかわからない状況からのスタート。最初は意見が衝突することや、思い違いが起こることもありました。しかし、真剣に向き合う中で、お客様も分かってくださり、同じ方向を向いて一体となって進められていると感じることができるようになり、そのときはとても楽しかったです。

参加者の皆さんからの感想を一部ご紹介させていただきます。

  • 私たちの生活にはITがとても多く関わっているということを実感し、ITによって私たちの生活はより便利になると思いました。可能性が無限で、本当に夢がある分野だなと感じました。
  • 仕事というと自分の人生の目的として重く捉えがちでした。しかし今回のイベントを通して、ユーザーを意識してシステムを作ることは、顧客企業のためだけではなく、自分がいる社会をよりよくすることにつながると実感でき、仕事はそのための手段であると思えました。仕事に対してより広い視野で捉えられるようになり、働くことに対するワクワクが増しました。

ご参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました。
またイベント開催の際は、ぜひご参加ください。

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