プラットフォーム

文字通り製品の技術的な土台となる部分を指し、狭義・広義の二つの使われ方がある。狭義には、企業内の複数の製品や製品群に共通に用いられる基盤技術のことであり、中核的な共通部品を指す。例えば、自動車メーカーでは一種類のシャーシから複数の車種展開を行い、この部分をプラットフォームと呼んでいる。広義には、ウィンドウズやインテル系パソコンのように他社製品にとっても前提となるような普及した基盤技術のことを指す。近年では、プラットフォームの概念が広がりつつあり、「アップル社のiTunesもアプリケーション配信のプラットフォームである」などと、サービスやソリューションについてもプラットフォームと呼ぶ。アップルやグーグル、アマゾンのようにインターフェースを公開することで、他社を巻き込み、社会的なインフラの位置づけを獲得している成功例も多い。

広義・狭義のいずれの場合においても、プラットフォームを確立するには「半完成品であること」「インターフェースを公開すること」という二つの条件を満たす必要がある。これらの条件を満たすことで、外部の技術がプラットフォームと接続しやすく、広く使われる結果を生む。

電通総研では、ロバストプラットフォームの構築を提唱しており、プラットフォームの汎用性と普遍性を評価した上で、顧客ニーズに対してロバスト(頑健な)プラットフォーム設計を実現することを可能にしている。

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