MBSE

Model Based Systems Engineering(モデルベースシステムズエンジニアリング)の略。
システムズエンジニアリングを、モデルを用いて進めるアプローチ及び手段。

対象とするシステムを様々な観点で表現したモデルを用いて、システムの要求分析、設計、検証を効率的に行うアプローチ。
モデルには、検討対象を文書ではなく視覚的に理解しやすい図表で表現したシステムモデルや、定量的に妥当性/成立性を検証する
シミュレーションモデルなどがある。
これらを共通言語として用途に応じて使い分けながら活用することで、複数人での協働開発をスムーズに進めることができる。
また、検討事項のトレーサビリティを確保したモデルを用いれば、変更に伴う影響を把握でき、適切な対応を素早く、漏れなく
行うことができるようになる。
このようなモデルは再利用性が高く、次機種で有効活用することで開発の効率化も可能となる。

昨今は、複数の独立したシステムが互いに連携し合って価値を提供しているような複雑なシステム(System of Systems)も増えており、すでに個人の頭の中だけでシステムの全体像を理解したり、変更の影響を把握して対応することは難しくなってきている。
そのような環境下では、モデルを活用したシステムズエンジニアリング(MBSE)が有効である。

MBSEを導入して組織全体として大きな効果を得るには、関係者が足並みを揃えて実践することが必要であるため、開発プロセス改革とセットで取り組むことが重要になる。

電通総研では、開発の見える化や、開発プロセス再構築のコンサルティングを通じて、開発現場で実際に実践して効果を出すための具体的なアプローチや手段を提供している。

スペシャルコンテンツ