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IFRS対応、グループ経営管理の高度化を支える連結会計ソリューション

STRAVIS ストラビス

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ISIDでは、会計基準の国際化、決算早期化、内部統制など、さまざまな課題を抱える経理業務関係者の方々のために、その課題解決の一助となるように、本メールマガジンを発行しております。

すでに監査法人やコンサルティング会社からも色々なメールマガジンが発行されておりますが、弊社のメールマガジンは、抽象的教科書的なものではなく、実務目線での情報提供を基本にします。どうぞお役立てください。

目次

コンサルタントの眼
〜IFRSプロジェクトにとっての2011年とは?〜

先日、弊社の連結会計システム「STRAVIS」のユーザー様向けに、IFRSへの取組状況のアンケートを実施いたしました。(ご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました)

今回はそのアンケート結果について、全体的な印象を簡単にコメントさせていただきます。

1.プロジェクトの状況について

  • 約半数の会社でIFRSプロジェクトを発足済。(前回調査:3割強)
  • 約3割の会社でIFRS適用時期を決定、または仮決定。(前回調査:1割半)
  • 6割強の会社で影響度調査を実施済、または実施中。(前回調査:5割弱)

2.影響度調査の状況について

  • 影響度調査は約6割の会社が担当監査法人に依頼、または依頼予定。
  • 一方、自力で対応、コンサル会社に依頼、監査法人とコンサル会社を併用という会社もある。
担当監査法人に依頼するケースが多いというのは想定通りでしたが、それ以外の場合も思っていたよりはあるという印象でした。
  • 自社への影響が大きいテーマは、1位「有形固定資産」、2位「収益」の順。
  • その他、初度適用、注記開示、リース(公開草案)、従業員給付なども影響が大きいと認識されている。

影響度調査ではIFRSの基準を一通り網羅的に見るという手続きが必要ではありますが、そのうち、影響が大きいテーマはある程度絞られてくるようです。


3.想定している対応について

  • 連結子会社の範囲については、以下のいずれの場合もある。
       現状の非連子もふくめ、すべての子会社を連結対象とする
       連結対象は現状より増えるが、一定基準以下の子会社は非連結とする
       連結対象範囲は現状と変わらない
  • 個別財務諸表の複数基準対応は、ローカル基準をベースとし連結時にIFRSに組替えるという会社が多いが、IFRSとローカルのマルチブックで対応する、IFRSをベースとしてローカルに組替えるという会社もある。

このあたりはIFRSの要求事項がどうだからというだけではなく、今後、どのようなグループ経営を目指していきたいかという方針によるところも大きいと思います。最終的には他社がどうしているからということではなく、各社各様の判断をしていくことになるのではないでしょうか。

担当:藤原啓之( ISIDコンサルタント / IFRS Certificate )



<関連情報>

実録!!IFRS Q&A 公認会計士 中田清穂
〜番外編:IFRS参考書籍の紹介〜

こんにちは、公認会計士の中田です。

今回はいつものQ&Aにかえて、先日上梓いたしましたIFRS関連の書籍についてご紹介させていただきたいと思います。

IFRSの基準書やASBJの監訳文はわかりにくいことから、基準には記載されていることでも質問を受けるケースが多いと感じます。また、個々の会計基準に関する各種セミナーや書籍は難解で、また全文を網羅的に解説したものがありません。

特に、有形固定資産は、多くの企業に影響があり、また、システム対応も手間がかかることが多いので、お問い合わせが多いようです。そこで、日本で影響が大きいと思われる有形固定資産(借入費用と投資不動産を含む)に関連する会計基準について、解説する本を刊行しました。

特徴は以下です。

1.網羅性(全項を解説)
日本の会計基準との差異があると思われる条文だけを取り上げている書籍が多いのですが、それではGAP分析に漏れが生じたり、後から次々と五月雨式に相違点が発見されたりして、いつまでたってもGAP分析が完了しません。
そこで、IFRSの全条文について網羅的に解説し、自ら論点の有無が判断できるようにしました。

2.わかりやすい表現
ASBJの監訳は、日本語ではあるけれども、原文の直訳に近い表現なので、理解しにくいと感じられます。
そこで、なるべく普段使用している表現で解説しています。

3.他の基準や項目との関連も合わせて解説
「結論の根拠(BC)」や他の基準と関連する場合には、これをできるだけ取り上げて関連する基準の番号や段落番号も明記して、関連性(リファレンス)がわかるようにしています。

4.概念フレームワークの考え方も適宜解説
IFRSは各基準の文章を理解するだけでは、その本来の趣旨がきちんと理解できません。特に従来の日本の会計慣行では、理解しがたい部分は、「概念フレームワーク」に記載されている考え方をベースにしている場合がほとんどです。
したがって、各条文を解説する際に、「概念フレームワーク」を理解していれば、納得が早いと思われる場合には、適宜「概念フレームワーク」の該当部分の解説をしています。

5.条文の解説だけでなく、実務上の留意点も説明
IFRSの条文を理解するだけでなく、従来の財務会計や税務会計の手続きと大きく異なる場合には、現在の財務会計制度や税務会計制度の内容の解説も同時に記載しています。

原文や監訳文がわかりにくいという方はぜひ理解の一助としてください。
書名:『やさしく深掘り IFRSの有形固定資産』  出版元:中央経済社

イベント・セミナーのご案内 



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             コスト半減、効果倍増のアップグレード術とは?
 http://www.isid.co.jp/event/2011/spectre_panaya_02/index.html?bsm_spe
 ■日時:<東 京>2月15日(火)
     <大 阪>2月23日(水)
     *各回共通 15:00〜17:30
 ■会場:<東 京>ウイングアーク テクノロジーズ 東京セミナー会場
     <大 阪>ウイングアーク テクノロジーズ 大阪セミナー会場
 ■主催:株式会社電通国際情報サービス
  共催:ウイングアークテクノロジーズ株式会社
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  人材ビジョンを実現する新人材育成システム
  〜人材力を強化するためのポイント付与制度〜
 http://www.isid.co.jp/positive/event/2011/0216.html?hr=mf
 ■日時:2月16日(水)14:30〜17:00
 ■場所:株式会社電通国際情報サービス 品川本社セミナールーム
 ■主催:株式会社電通国際情報サービス
----------------------------------------------------------------------
 統合人事ソリューションセミナー in東京、大阪、名古屋
  人事部門とIFRS
  〜これだけは知っておきたい人事部門のIFRS基礎知識〜
 http://www.isid.co.jp/positive/event/2011/0223.html?hr=mf
 ■日時:東京 2月23日(水)、大阪 2月25日(金)、名古屋 3月4日(金)
      *各回共通 14:30〜17:00
 ■場所:株式会社電通国際情報サービス 各拠点セミナールーム
 ■主催:株式会社電通国際情報サービス
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基調講演:新日本有限責任監査法人
 〜IFRS、実務面から考える決算業務のあり方〜
  http://www.isid.co.jp/stravis/seminar/Dtl_Innov_1102.html
 ■日時:大阪 2月16日(水) 名古屋:2月17日(木) 東京:2月18日(金)
     各回共通 15:30〜17:30 (受付開始15:00)
 ■会場:<大 阪>株式会社電通国際情報サービス 大阪オフィス
     <名古屋>株式会社電通国際情報サービス 名古屋オフィス
     <東 京>株式会社電通国際情報サービス 本社(東京)
 ■主催 株式会社電通国際情報サービス
----------------------------------------------------------------------
基調講演:あずさ監査法人
 〜システムでのIFRS対応を検討する上での要点〜
  http://www.isid.co.jp/stravis/seminar/Dtl_Innov_1103.html
 ■日時:大阪 3月9日(水)、名古屋 3月10日(木)、東京:3月11日(金)
     各回共通 15:30〜17:30 (受付開始15:00)
 ■会場:<大 阪>株式会社電通国際情報サービス 大阪オフィス
     <名古屋>株式会社電通国際情報サービス 名古屋オフィス
     <東 京>株式会社電通国際情報サービス 本社(東京)
 ■主催 株式会社電通国際情報サービス
----------------------------------------------------------------------
連結教育講座(有償)
 『連結決算実務講座』
 http://www.isid.co.jp/stravis/seminar/Dtl_practical_1102_gaiyou.html
 ■日程:【入門コース】 2月 9日(水)
      :【基礎コース】 2月18日(金)、2月23日(水)、3月9日(水)、
                   3月16日(水)、3月23日(水)、3月30日(水)
 ■時間:各講座により異なりますので、スケジュールをご参照下さい。
 ■会場:株式会社電通国際情報サービス 本社(東京)
 ■主催:株式会社電通国際情報サービス
 ■費用:各講座 7,500円  ※消費税別
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 IFRS教育講座(有償)
 『自力で始めるIFRS導入進め方講座』
 〜FIT-GAP分析表など各種フォーム付き〜
 http://www.isid.co.jp/stravis/seminar/IFRS_1103.html
 ■日時:3月17日(木)10:00〜12:00
 ■会場:株式会社電通国際情報サービス 本社(東京)
 ■主催:株式会社電通国際情報サービス
 ■費用:10,000円    ※消費税別
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IFRS教育講座(有償)
 『きちんと理解するIFRS基本概念講座』
〜概念フレームワークをもれなく、やさしく徹底解説〜
 http://www.isid.co.jp/stravis/seminar/IFRS_1103.html
 ■日時:3月17日(木)13:00〜18:00
 ■会場:株式会社電通国際情報サービス 本社(東京)
 ■主催:株式会社電通国際情報サービス
 ■費用:10,000円    ※消費税別
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