IFRS対応、グループ経営管理の高度化を支える連結会計ソリューション
ISIDでは、会計基準の国際化、決算早期化、内部統制など、さまざまな課題を抱える経理業務関係者の方々のために、その課題解決の一助となるように、本メールマガジンを発行しております。
すでに監査法人やコンサルティング会社からも色々なメールマガジンが発行されておりますが、弊社のメールマガジンは、抽象的教科書的なものではなく、実務目線での情報提供を基本にします。どうぞお役立てください。
目次
5月にIASBが公表した公開草案「その他の包括利益の項目の表示」に対し、企業会計基準委員会(ASBJ)と日本公認会計士協会(JICPA)がそれぞれ9月30日付でコメントレターを出しています。今回は両者のコメント比較をしてみました。(一部、元の文章を加工しています)
こんにちは、公認会計士の中田です。
このコーナーでは、私の著書である『わかった気になるIFRS』の巻末に紹介している『IFRS質問箱』に実際に投稿された質問とその回答を中心に、このメルマガ読者の皆さんからいただいた疑問点や、ISIDのコンサルタントがお客様からいただいたご質問なども交えてご紹介しています。
学習レベルにはバラツキがあり、いろんな部署の方からのご質問があります。これまでみなさんが持たれた疑問と比べることも、意味があるはずです。また、これまでどこにも公表されていない貴重なQ&Aですので、どうぞご期待ください。
今回は、IFRSプロジェクトの進めかたについてのご質問を取り上げます。
そろそろ本格的にIFRS対応を始めなければいけないと思っていますが、基準の動向を追いかけながらなので、いつまでにどの程度のことをしておかなければならないか、具体的な目標が決めづらい状況です。どのように進めていったらよいでしょうか。
6月にIASBのプロジェクト計画表が見直され、一部の基準の完成スケジュールが延期になりましたが、収益、リース、負債など、一般事業会社に影響の大きい項目は2011年6月までに最終基準化される予定です。これらについては既に公開草案が出されており、現時点で大枠の方向性は見えています。
基準が完全に固まってからのスタートでは強制適用までに対応が間に合わない可能性がありますので、可能であれば公開草案ベースでのインパクト調査を進めておき、基準が最終的にFIXした時点で速やかに導入方針の決定と、実際の導入作業に入れるようにしておくことが良いと思います。
なお、IFRSへの対応は企業グループ全体を巻き込んだ中長期のプロジェクトになるため、その間にどのような遅延要因が発生するか予想しきれません。そのため、ターゲットデートは最短の可能性として、3月決算の会社であれば2015年3月期に仮置きしてスタートするのが安全です。
このコーナーでは読者のみなさまからのご質問を受け付けています。
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g-ifrs@group.isid.co.jp 『ISID 経理財務メールマガジン』事務局
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