データ分散型仮想デスクトップソリューション「ZENMU Virtual Drive(Enterprise Edition)」

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ZENMU Virtual Drive(Enterprise Edition)とは

2020年以降、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大によって私たちの生活は大きく変化しており、ビジネスの場においては労働環境の確保や利用PCの安全性を担保しながら日常を送っていくことが必須とされています。特に在宅勤務や外回り業務において社用PCを持ち出して業務をする社員にとって、PC紛失や盗難、情報漏洩などに備えたリスク対策が求められます。

ZENMU Virtual Drive(Enterprise Edition)(ZEE)は、独自の秘密分散テクノロジーにより、ユーザーデータをPCとクラウド上に分散管理します。具体的にはZEEによって、端末内のデータをパソコン上に置いたままで仮想化し、データの一部だけを秘密分散技術でクラウド上に保管します。万一の端末紛失や盗難、あるいはマルウェア感染などの際には、速やかにクラウド上の分散片を無効化することで、端末上のデータは無意味化され、データ保護対策として有効に機能します。
サーバー設定不要で、すぐに利用可能、セキュアFATに最適なソリューションです。

ZENMU Virtual Drive(Enterprise Edition)の特長と導入メリット

  • 1.
    秘密分散技術による高いセキュリティ
    独自の秘密分散技術により、ユーザーデータを分散保管することでPCの紛失や盗難等に伴うセキュリティ事故発生を抑止します。
  • 2.
    安価な導入および運用費用
    月額1,800円で利用が可能です。クラウド基盤を利用したサービスのため、サーバーの新規購入や設計・構築等の作業は必要ありません。※1
  • 3.
    安定したパフォーマンスや各種アプリケーションへの対応
    ユーザーデータ以外のPCリソース(CPU/メモリ/OS/各種アプリケーション等)は全てローカル環境を利用するため、アクセス集中やネットワーク環境の不具合等によるパフォーマンスへの影響は受けません。また、既存の仮想環境には対応していないアプリケーションの利用も可能です。※2
  • 4.
    オフライン環境での利用も可能
    オフライン機能を活用することで、事前登録したスマートフォンやUSBデバイスと連携し、クラウド環境にアクセス出来ない場合でも業務継続が可能です。
  • 5.
    遠隔消去対応が不要に
    クラウド側の分散片へのアクセスを停止するだけで元データを物理的に復元する事が出来なくなるため、確実にデータを保護する事が可能です。ネットワーク接続が無く端末に消去コマンドが送信できない、といったケースは発生しません。
  • 6.
    PC再発見時の業務継続性
    クラウド上の分散片へのアクセスをコントロールする事により、一時的にデータの復元を禁止する事が可能です。紛失したPCがそのまま発見された場合には、再びアクセスを許可すれば業務継続が可能です。
  • 7.
    Azure AD(Office365)連携
    Office365等でAzure ADをご利用されている場合は、 既存のアカウント情報でログイン可能なため、新たにパスワードを発行、管理する必要がありません。
  • ※1
    PC側にはクライアントアプリケーションのインストールが必要です。
  • ※2
    各アプリケーションの事前動作確認が必要です。また、構成により追加設定が必要となる場合があります。

動作環境

Windows 10 64bit版(バージョン20H2以降)、Windows 11 64bit版(バージョン21H2以降)

価格

月額1,800円/1端末

電通総研の強み

デスクトップやモバイル端末等のユーザーが使用するエンドポイントのセキュリティを担保するには、 ①マルウェア対策、②脆弱性対策、③データ漏洩対策 が大切です。

仮想デスクトップはこの3つ全てに有効なソリューションと言われています。

  • マルウェア対策:アクセス権限の集中管理でマルウェアの動作を阻害
  • 脆弱性対策:OSやアプリケーションの集中管理で迅速なアップデートを実現
  • データ漏洩対策:シンクライアント化で個人PCをデータレス化

しかし強固なエンドポイントセキュリティを実現できる仮想デスクトップは一般的に、①維持コスト、②パフォーマンス、③柔軟な運用が課題となります。

  • 維持コスト:サーバ機器やライセンスなどでの高額な維持費
  • パフォーマンス:物理リソースの共用化で動作の快適さはFAT端末に比べて大きく劣後
  • 柔軟な運用:仮想デスクトップがサポートしない特殊な業務やアプリケーションは結局FAT端末で対応

電通総研は、標的型攻撃を阻止する「AppGuard」とデータ漏洩対策ソリューション「ZENMU Virtual Drive(Enterprise Edition)」を組み合わせて提供することで、仮想デスクトップの3つのセキュリティ機能を維持しながら上記の課題を解決します。

お問い合わせ

株式会社電通総研 SI営業部 SWビジネス推進グループ 武田、山本
E-mail:g-sec-sales@group.dentsusoken.com

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