スマートビルを実現するデータプラットフォーム「wecrew」

  • IoT・ビッグデータ

wecrew(ウィクルー)とは

新型コロナウイルスの感染拡大や働き方改革推進によるテレワークの進展によって、企業はテナント契約における賃料や空調・照明等のファシリティコストなど不必要なキャッシュアウトが課題となっています。一方で、ビル事業者にとっても、入居しているテナント企業や法人の利用実態が把握できず、過剰な設備稼働や管理運用を実施している可能性があります。

wecrewは、このような問題に対して、利用者の情報(ヒトの予定やスペースの利用実態)/環境情報(温湿度、CO2など)を集め、可視化し、ビルやスペースの利活用を支援するデータプラットフォーム基盤です。空調や照明と接続することで、利用者のファシリティ操作等の利便性向上、占有部の利用実態にあったファシリティの動的制御を実現します。

wecrewシステム概念図

一般的なビル管理システムにアドオンする構成を想定しています。

機能・特徴

1. デジタルツイン

wecrewアプリ(Web・スマホアプリ)にビルやオフィスの屋内マップ表示を実装し、マップ上からスペースの予約、オフィス空間の状態を視覚的に把握することができます※1。これにより、オフィスビル利用者 ⇔ ビルマネジメント/メンテナンスの情報共有を可能にします。

  • ※1
    センシング環境の準備や他システム連携が必要です。

2. ファシリティとの連携

クラウドから空調や照明を制御可能なダイダン株式会社のリモビス※2と連携し、スマホやタブレットから空調や照明のオン・オフや調整が可能です。物理的配線をなくし、スイッチレスのオフィスを実現、レイアウト変更時等の工事コスト削減などに寄与します。

  • ※2
    ダイダン株式会社と電通総研が共同で開発した、クラウド型設備制御システムを備えたビル管理ソリューション。クラウド型設備制御システムの導入により、従来は各建物内に設置されていた設備の制御線(機器のオンオフや制御に必要なケーブル類)は無線化され、コントローラー機能はクラウド上に構築されます。それにより、オフィスのエリア毎の設備の制御は、タブレット端末上で簡単に操作可能となり、物理的なスイッチが不要となります。REMOVISは、このシステムを活用してビル設備を遠隔監視し、状況に応じて運用ルールを遠隔で変更することにより、省エネルギーやオフィスの快適性向上を実現します。

3. スペース管理機能

スペース単位でグループウエアとの連携有無を選択できたり、役職によって予約可能な会議室を細かく分けることができたりと、柔軟な設定が可能です。1テナントで複数企業の共同利用もできます。

複数利用するスペースへの多重チェックイン(二次元コードを利用したチェックイン)により、その場所を利用した人の証跡管理が可能です。

価格

初期費用
300,000円~
年間利用料
300,000円~(50ユーザー単位)

wecrewの強み

  • 既存ビルにも対応可能です(B工事/C工事で導入)。
  • クラウドで一元的に管理。ビル・建物ごとのOne Off構築ではなく、複数ビルで共用利用が可能です。
  • 同一ビル内でもフロアやテナントごとの利用に柔軟に対応できるため、コスト最適化が可能です。
  • オフィスビルに関わる様々なソリューション/知見(AIなど)を組み合わせることで、オフィスビル運用の省人化/自動化などの拡張も可能です。
  • ビルの管理運用やファシリティ制御を最適化し、IoTセンサーだけでは実現できない効率化を実現します。

お問い合わせ

株式会社電通総研 コミュニケーションIT事業部 SI営業ユニット
E-mail:g-SmartSeries-Sales@group.dentsusoken.com

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