ISID、故障予知分析プラットフォーム「PDX」の提供を開始 ~新たなソリューションコンセプト「インダストリアル・ビッグデータ」の中核製品として展開、製造業におけるビッグデータ分析を支援~

2018年05月24日

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株式会社電通国際情報サービス

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、国内製造業を対象に、故障予知に特化したビッグデータ分析プラットフォーム「PDX(ピーディーエックス)」(以下、本製品)の提供を開始することをお知らせします。 PDXは複数のツール群で構成されるスイート製品で、製品・設備の稼働データ収集からデータ分析ロジックの作成、分析結果の可視化まで、一連の仕組みをノンプログラミングで実装し、高精度な故障予知システム構築を効率的に実現するソリューションです。ISIDは、第一弾として分析ロジック作成ツール「PDX SANDBOX」を2018年6月より販売開始し、その他ツール群についても今後順次販売していきます。

本製品は、ISIDの関連会社であり、故障予知領域で世界有数の技術を有するPredictronics Corp.(本社:米国オハイオ州、CEO:エドゼル・ラピラ、以下プレディクトロニクス)が、その先進的技術と知見を結集して新たに製品化した分析プラットフォームです。ISIDでは、今般の提供開始に併せて新たに打ち出すソリューションコンセプト「インダストリアル・ビッグデータ」(後述)のもと、本製品をその中核的製品と位置付け、今後は本製品のさらなる強化拡充とともに、製造業のビッグデータ分析を支援する多彩なソリューションを展開していく計画です。

背景とねらい

IoTやロボティクスなどの先進テクノロジーを活用したものづくりの革新が進む中、製品や設備のダウンタイムを極小化する故障予知技術への要求はますます高まっています。ISIDは、当該領域で世界有数の技術を有するプレディクトロニクスと2013年に資本・業務提携し、コンサルティングサービスを中心に事業展開を図ってきました。2017年12月には、同社の先進的技術やノウハウを実装した分析プラットフォームの開発を加速させるべく、出資を拡大し関連会社化しました。これらの取り組みにより、今般のPDX製品化ならびに日本市場での販売開始が実現したものです。

故障予知領域における分析プラットフォームは、有効なアルゴリズムの開発・実装の難易度が高く、世界的にも提供事例が多くありません。ISIDは、PDXの提供開始により、本領域における市場優位性をより強固なものとするとともに、故障予知に取り組む国内製造業の課題解決を強力に支援してまいります。

PDXの概要と「PDX SANDBOX」の特長

PDXは、故障予知分析に必要となる製品・設備の稼働データ収集から、企業ごとの製品種別やニーズに応じた分析ロジックの作成、分析結果の可視化まで、一連の仕組みをノンプログラミングで実装できるスイート製品です。稼働データ収集ツール「PDX DAQ」、分析ロジック作成ツール「PDX SANDBOX」、WEB GUIでの分析結果可視化ツール「PDX DEPLOY」で構成されます。今回、第一弾として販売を開始する「PDX SANDBOX」の主な特長は次のとおりです。

1)複雑な分析システムをノンプログラミングで構築

稼働データを取り込む際の前処理や、分析のためのパラメータ設定等、これまでは専門的なプログラミングの知識を要していた分析システムの構築を、すべてノンプログラミングで実施することができます。

2)豊富な知見に基づいて実装された分析モジュール群

プレディクトロニクスの先進的技術と知見、豊富な実績をベースに実装された分析モジュール群を活用することにより、手順に沿ってパラメータ設定を行うだけで高度な分析アルゴリズムを実行することができます。実行結果はすぐにグラフ上に可視化されるため、設定したパラメータの妥当性をその場で確認しながら調整を加えていくことも可能です。

「PDX SANDBOX」の画面イメージ

また「PDX SANDBOX」を中核に、「PDX DAQ」や「PDX DEPLOY」を組み合わせて導入・活用することで、データ収集から分析結果の可視化まで、一連の仕組みを効率的に構築することができ、既存の設備や監視システムとの連携も含めた業務への展開をスピーディに行うことが可能です。

新たなソリューションコンセプト「インダストリアル・ビッグデータ」

ISIDは、今回のPDX提供開始を機に、新たなソリューションコンセプトとして「インダストリアル・ビッグデータ」を打ち出し、製造業向けビッグデータ分析領域において、今後さらなるソリューション拡充を図っていくこととしました。 「インダストリアル・ビッグデータ」は、プレディクトロニクスの創業メンバーであり、予知保全の世界的権威である米国シンシナティ大学名誉教授のジェイ・リー氏が提唱した概念で、製品の開発や生産、販売、稼動など産業分野の活動で生み出されるデータ群のうち、特に工業製品の工学的知見が関係するものを指します。その分析においては、単なる統計的な相関だけでなく、物理的な原理と特性を踏まえたデータの特定性や、関連性、時系列性といった、特有の要件が求められます。また商業マーケティング向けのデータ分析と比べ、分析結果に対する誤差の許容度合いが厳しいことも特徴です。今後IoTやロボティクス、自動運転技術などが本格普及期に入ると、あらゆるものがつながる世界において、いかにして有効なデータを効率的に収集するか、分析の仕組みをどう構築するか、結果をどう活用し展開していくかといった、広範な対応が企業に求められることとなります。百年に一度と言われるものづくりの大変革期において、インダストリアル・ビッグデータをどう制するかが、製造業の未来を左右するといっても過言ではありません。

ISIDは、プレディクトロニクスとともに培ってきた高度なデータ分析の知見を生かし、故障予知領域はもとより、品質や生産性など、広範にわたりインダストリアル・ビッグデータの活用を支援する多彩なソリューション群を、今後順次展開していく計画です。

ソリューション詳細はこちらをご覧ください。

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