株式会社ブレイニーワークス 過去のリリース一覧
2003/04/07
ブレイニーワークスが販売している人事パッケージソフトに、都市銀行や地方銀行、生損保などから引き合いが集まっている。金融界では、グループ経営の強化や成果主義、パートの戦力化に伴って人事体系の見直しが急ピッチで進んでいる。柔軟な設定や変更、グループ全体の一元管理が可能な同製品が、ニーズにマッチしているためだ。
従来の人事関係事務は、紙ベースの届け出と記録、変更が中心。効率的なシステム運営も課題だった。給与計算もホストマシンで丸１日（行職員数千人規模、夜間バッチ処理）必要だった。人事ファイルは企業ごと別々で、グループ全体での最適化が困難。経営陣が人事戦略を練ろうにも、即座に情報を入手することもできなかった。
ブレイニーワークスの「人事パッケージソフト」の特徴は、人事・給与・就業・届け出のデータベースが統合されている点。管理対象はグループ全体、正行職員、パート、アルバイトまで。銀行や証券などグループ内の企業ごとに個別人事制度を並列できる。自社に合わせた設定（パラメータ）も可能。
システムは、Webベースのため、ブラウザ（閲覧ソフト）のみで利用可能。利用対象者は人事分析などに利用する経営層から、人事担当部門、各種の届け出などを提出する一般行員まで広範囲。
同社は、これまで非金融業界に人事パッケージソフトを提供してきた。02年取引先の地銀から要請があり、金融向けに販売（02年11月）を始めた。４月からは販売体制を強化。営業と開発部門で構成された専担チーム（チーフ＝橋田裕之営業本部ソリューション営業部長）が重点推進する。
ニッキン（4/4付）13面「企業・財務・IT面」より転載
日本金融通信社