川崎フロンターレ×ISIDインターンシップ開催レポート「クラブ経営に役立つデータ分析・AIソリューションを提案せよ!」

ISIDは2019年2月18日、サッカーJリーグクラブ 川崎フロンターレとともに大学生・大学院生に向けて”実践型”データサイエンスインターンシップを開催しました。今回初めてとなるサッカークラブとのインターンシップ企画。スポーツの現場でITがどのように活用されるのか、川崎フロンターレの経営課題に対し、最適なソリューションを提案するという、リアルな業務を体験してもらいました。
プログラムは講義、ワークショップ、株式会社 川崎フロンターレ サッカー事業部 施設事業グループ 谷田部然輝氏の講演の3部構成。それぞれのコンテンツの内容や白熱する参加者の様子を写真とともにお伝えします。

企業における先進技術活用とは?

はじめに、当社社員より昨今のデジタルトランスフォーメーションに不可欠な“機械学習、VR・AR、ロボット”等の先進技術についての講義や、当社で行うシステム構築手法、研究開発、顧客との共同開発プロジェクトの紹介を行いました。

Xイノベーション本部 AIテクノロジー部 清水琢也

Xイノベーション本部 AIテクノロジー部 稲村博央

サッカークラブ経営に役立つデータ分析・AIソリューションを提案せよ!

ワークショップはISIDが顧客企業向けに実際に提供している「データサイエンティスト育成案件のプロジェクトベースドラーニング」の仕組みを活用し、実践型のワークショップとなるように構築されています。

学生は複数のグループに分かれ、『川崎フロンターレの経営に役立つ、またはファンの喜びに繋がる、データ分析・機械学習ソリューションを提案せよ」という課題に対し、顧客ヒアリングからソリューションの提案、プレゼンテーションまで取り組みました。

顧客役として谷田部氏にもワークショップに参加いただき、学生は直接ヒアリングすることを通じて、リアリティのある顧客課題の抽出、明確化、優先順位付けなどを体験します。

自分たちで行ったヒアリングに加え、事前に提供いただいた「川崎フロンターレの経営情報※1」、「川崎フロンターレのファンクラブ会員データ※2」、公開情報である「Jリーグ各クラブの経営データやサポーターによる評価データ」、当社社員が取材して入手した「スタジアムの情報(レイアウト・飲食店・場内サービス)」や「観客目線のサッカー観戦体験データ」等、様々なデータを用意し、学生はワーク内でのヒアリング内容とこれらの各種データをもとに課題解決につながるソリューションを検討しました。

 

  • ※1、※2 いずれも個人情報を含む機密情報は含まない。該当する部分は全てダミーデータを用意。

谷田部氏へのヒアリング

白熱する議論

クラブ経営に役立つとはクラブのファンも喜ばせること

ワークショップの最後は、グループごとに検討・構築したソリューションを川崎フロンターレに向けた提案にまとめ、発表を行います。学生は、ヒアリングとデータから得られた課題認識、その課題を立てた過程、提案するソリューションの内容、期待される効果やクラブの将来像について、限られた時間の中でそれぞれ提案資料を作成し、発表しました。

プレゼン内容はどのグループのものも素晴らしく、いずれの内容も様々な視点から、サッカークラブ経営の現場やサポーターをはじめとする観客の課題の本質を捉え、実現可能性も考慮されたソリューションとなっていました。非常に甲乙つけがたい発表内容でしたが、最終的に川崎フロンターレ賞、ISID賞をそれぞれ選出し、表彰を行いました。

発表時の緊張した表情

表彰され笑顔がこぼれます

川崎フロンターレが目指すもの

インターンシップの最後に谷田部氏より、実際のクラブ経営に関する様々な課題に対してどのように取り組んできたのか、川崎フロンターレにおける取り組みを講演いただきました。

川崎フロンターレがいかにして「愛されて勝つ」クラブになるために工夫と努力を重ねているのか、会社、スタッフ、選手それぞれの取り組みについてたくさんの事例をお話いただきました。その中で改めてITの持つ力やデータサイエンスにかける期待などにも言及いただき、「テクノロジーを実際のビジネスの現場でいかに使いこなすことができるか」ということの重要性も改めて感じられ、参加学生にとっても大変示唆に富み、良い気づきを得ることができたと思います。

谷田部氏の講演

共に汗を流したメンバーと

改めて、本インターンシップ開催に対して全面的にご協力いただいた谷田部氏ならびに川崎フロンターレご関係各位に厚く御礼申し上げます。

ISIDでは今後も、本プログラムなどをベースとした「実践型データサイエンス・インターンシップ」や「企業向けのAI活用支援ならびにプロジェクトベースドラーニングによるデータサイエンティスト育成」といった取り組みを行ってまいります。

参考資料

ISID におけるAI・データサイエンス領域の取り組み

ISIDでは昨今のディープラーニング技術に代表されるAI・データサイエンスの発展、そしてSDGs、Society5.0といった社会と顧客の変化に対応し、「Humanology for the future 人とテクノロジーで、その先をつくる。」のビジョンのもと、顧客企業におけるAI・データサイエンスの活用を支援しています。

2019年10月更新