ISIDコンサルタントのつぶやき

ISIDでは、毎年数多くの製造業様向けシステム導入のお手伝いをさせていただいております。その中で弊社コンサルタントが実務を通じて得た知見や、感じたことなど、製造業の皆様のお役に立つ情報を発信していきたいと思います。

コンサルタントの目:伝えること、伝わること

そもそも「コンサルタント」というと、何だか胡散臭い印象を持つ(私の妻など最たるもの?)方もいらっしゃるのかもしれませんね。
では「コンサルタント」が行う「コンサルティング」とはどんな仕事内容なのでしょうか?
いささか乱暴ではありますが、ITにおけるコンサルティングは以下のような内容になります。

ITに関しては、お客様の業務の視点でコンサルティングをする領域(業務コンサルタント)と
どのようにお客様の業務にITを提案・適合させていくか(ITコンサルタント)と大きく2つに分かれます。
前者は、マーケティング、ものづくりの設計、製造面、物流面の改革・カイゼンであったりと、
お客様の業務そのものにメスをいれていき、後者は、ITを軸に、ハード/ソフトをどううまく活用して効果を上げていくかを支援することが主体になります。
少し対象領域が異なるわけです。

では、コンサルタントが仕事を進めていく上で特に気をつける必要があること。それはなんでしょうか?
両者とも基本的にはプロジェクト化された中(期限があること)で実施をしていきますが、
そのプロジェクトには様々なメンバー(性格、スキル、モチベーション、参画度合い・・・)が参加します。
コンサルタントはメンバーに意図や計画等を「相手に伝え」「理解させ」そして「実施」させることが必要ですが、
そもそもこちらが「伝えたこと」と相手に「伝わったこと」が異なってしまっては元も子もないですよね。

ではどうするか?
まずはお客様(メンバー)のことばと自身の言葉についてお互いに齟齬がないようにすること。
これは基本中の基本となります。

例えば、生産管理の現場で必ず行われる「出庫」業務。
若干ニュアンスが違うことばも敢えて入れてますが、
「出庫」「庫出」「ピッキング」「配膳」「払出」「投入」・・・
お客様が業務・データに関わる観点でどのような意味合いでその言葉を使われているか?
我々が「出庫」を指しているのはどの言葉にあてはまるのか? それをきちんとお互いで共有すること。
これは「伝える」「伝わる」の観点で特に入り口としてはとても大切なことですね。

それから「伝わっているか怪しい」場合は一歩踏み込んで確認すること。これも大切なことです。

恥ずかしい話ですが、先日の我が家ではこんな失敗が。
土曜の朝の息子との会話で学校の宿題絡みの話だったのですが、
 「~ということ。わかった?」→「はーい」、「大丈夫か?」→「大丈夫~♪」
ということだったので、本人に任せていました。(少し怪しいなぁとは思ってましたが)
しかし、日曜夜の団欒が終わる頃。
『実は全然わかってなかった(右から左)』、『全然大丈夫でなかった(超楽観的時間見積)』
そして日曜日の深夜が大変なことに。。。。  こんなことになりかねません。

コンサルティングを伴うプロジェクト遂行には、様々な観点での仕掛けやアプローチが必要なのですが、
本日はコミュニケーションの中心になる「伝えること」「伝わること」について触れさせていただきました。

当たり前のことなのですが、丁寧に対応する必要があるのです。

SCMソリューションユニット
プロジェクトディレクター
中島 一実

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