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IFRS対応、グループ経営管理の高度化を支える連結会計ソリューション

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株式会社 電通国際情報サービス

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ISIDでは、会計基準の国際化、決算早期化、内部統制など、さまざまな課題を抱える経理業務関係者の方々のために、その課題解決の一助となるように、本メールマガジンを発行しております。

すでに監査法人やコンサルティング会社からも色々なメールマガジンが発行されておりますが、弊社のメールマガジンは、抽象的教科書的なものではなく、実務目線での情報提供を基本にします。どうぞお役立てください。

目次

コンサルタントの眼
〜 今こそ経営管理基盤を整備するタイミング 〜

法令や基準に基づいた会計処理が行われる財務会計や連結会計に比べ、管理会計はその考え方、ルール、対象範囲は各社各様です。そのため、私たちのカウンターとなるお客様も経理部や財務部に加えて、経営企画、販売部門、生産部門、研究開発部門など登場人物が多く、企業の様々なポジションの方とお話しさせていただく機会があります。その際に、「役員から製品別や地域別など見方を変えた分析資料が欲しいと最近言われているが対応する時間が取れない」「毎月損益のシミュレーションをやりたいのだが、現場にこれ以上負荷を強いることはできない」といった声をよく聞きます。

業種や企業規模に関わらず共通して言えることとして、企業として必ずやらなければいけない単体決算や連結決算業務に比べて、管理会計領域をカバーするシステムは持っていない、もしくは持っているが硬直的で環境変化に対応出来ない等、後回しになっているケースが多いです。また、管理会計の主担当である経理部や経営企画の方は上記のような問題意識や課題を持ちながらも、データ収集や集計といった作業に多くの工数を取られ、本来やるべきマネジメントへの迅速な情報提供や、現場との情報共有や分析フィードバック・アラート等の業務が限定的になっている企業が多いという印象です。

環境変化に対応するスピードがより求められる中で、経営戦略を立案、実行、モニター、評価するサイクルにおける経営管理や管理会計の重要性は、以前に増して高まっていると考えられます。IFRSを単なる会計基準の変更対応に終わらせるのではなく、適用が先送りされた今だからこそ、グループ全体を視野に入れた経営管理基盤の充実化という観点で、整備に着手する絶好のタイミングと言えるでしょう。

担当:松野篤志( ISIDコンサルタント / 米国公認会計士 )

<関連情報>

実録!!IFRS Q&A 公認会計士 中田清穂
〜 重要性のない構成部分  〜

こんにちは、公認会計士の中田です。

このコーナーでは、私の著書である『わかった気になるIFRS』の巻末に紹介している『IFRS質問箱』に実際に投稿された質問とその回答を中心に、このメルマガ読者の皆さんからいただいた疑問点や、ISIDのコンサルタントがお客様からいただいたご質問なども交えてご紹介しています。

学習レベルにはバラツキがあり、いろんな部署の方からのご質問があります。これまでみなさんが持たれた疑問と比べることも、意味があるはずです。また、これまでどこにも公表されていない貴重なQ&Aですので、どうぞご期待ください。

今回は、有形固定資産の「重要性のない構成部分」についてのご質問を取り上げます。

ご質問

重要性のない構成部分

有形固定資産の重要でない構成部分について、本体に含めて減価償却してはいけないでしょうか?

回答

まず個々の有形固定資産の「重要な構成部分」については、IAS第16号第45項で規定されています。

同じ有形固定資産で構成部分は異なるものの、同じ耐用年数、同じ減価償却方法を採用するものがある場合は、それらの「重要な構成部分」についてひとまとめにして減価償却することを認めています。

次に個々の有形固定資産の「重要性のない構成部分」については、IAS第16号第46項で規定しています。

重要性のない構成部分についても個別に減価償却費を計算するのが原則ですがこれらを単一の「その他の構成部分」としてひとまとめに扱い、単一の減価償却方法、単一の耐用年数等で減価償却を行うことが認めています。

結局、ご質問にあるように重要性がないからといって、本体に含めて減価償却を行うことを認める規定はありませんので、第46項にしたがって、本体以外の「その他の重要性のない構成部分」をひとまとめにして減価償却を行うか、厳密に個別に減価償却を行うことになるでしょう。

公認会計士 中田清穂氏のホームページ
http://www.knowledge-nw.co.jp/

メルマガ事務局より

このコーナーでは読者のみなさまからのご質問を受け付けています。
以下のメールアドレスまでお気軽にお寄せください。

いただいたご質問にはすべてお答えする予定ですが、お答えするのにお時間がかかる場合がありますので、予めご了解ください。
g-ifrs@group.isid.co.jp 『ISID 経理財務メールマガジン』事務局

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