ISID News お知らせ

2001年10月30日

   

マイクロソフトと電通国際情報サービス
金融ソリューション事業拡大に向け
戦略的業務提携で合意

−ISID金融ソリューションとマイクロソフトのWindows Server/
.NET Enterprise Serversを軸に協業−

  

 マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:阿多 親市、資本金:4億9,950万円、以下:マイクロソフト)と株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都中野区、代表取締役社長:瀧浪 壽太郎、資本金:81億8050万円、以下:ISID)は、金融ソリューション事業の拡大に向けて、戦略的業務提携を結ぶことで合意しました。

 マイクロソフトとしては金融分野向けにフォーカスしてのシステム インテグレーション(SI)提供企業との戦略的提携は今回が初めてとなります。また、今回の提携は海外市場での金融分野向けの協業も視野に入れたものであり、マイクロソフト コーポレーションとも密接な連携を図るものとなります。

    

<提携の背景>

 マイクロソフトのWindows 2000 Serverファミリーおよび.NET Enterprise Servers(注1)は信頼性、可用性、拡張性が評価され、従来メインフレームやUNIXシステムを中核として構築を行っていたミッションクリティカルな金融システムでの採用が広まってきています。また、ISIDは都市銀行をはじめとした大手金融機関向けのSIサービスで多くの実績をもち、高度なファイナンシャル・エンジニアリングを駆使したシステムを提供しています。

  

 これまでも両社はスルガ銀行様のMCIF(マーケティング・カスタマ・インフォメーション・ファイル)システム構築等、金融機関向けのシステム案件で個別に様々な協業を行ってきました。今回、両社が金融ソリューション事業の拡大に向けて、戦略的に提携し、相乗効果を発揮することでミッションクリティカルな金融分野でのWindows Server/.NET Enterprise Serversベースのシステム構築の拡大を目指します。

   

<提携の内容>

 ISIDが持つ金融機関向けソリューション製品をWindows 2000 Server/.NET Enterprise Servers製品群へ対応させ、当該ソリューションの共同マーケティング、拡販、当該案件に関連するシステム構築等に関して協業します。両社の技術、サポート、営業部門等統合的に協力することで、協業活動を推進し、将来は海外でのマーケティング活動も視野に入れたものとします。

1. 技術面での提携内容

(1)「金融.NET技術グループ」の設置(11月1日付け)

ISIDは本提携に対応するために、社内に新たに「金融.NET技術グループ」を設置し、金融ソリューションの.NET Enterprise Servers対応を推進します。金融.NET技術グループは当初20名体制でスタートし、2年目以降は40人体制へ倍増し、.NET Enterprise Servers上で動作検証やソリューションの開発に注力していきます。

(2)「金融.NET技術ソリューションセンター」の設置(11月1日付け)

ISIDは開発環境・評価ラボを設置し、以下の作業等を行います。

  • ISIDの保有する金融ソリューションの.NET Enterprise Servers上での動作検証ならびにベンチマークテスト
  • 金融ソリューションの新規開発

(3)「Certified for Windows プログラム」ロゴ取得

Windows 2000 Server/.NET Enterprise Servers上での動作検証やソリューションの開発が完了したソリューションは全世界で認定される「Certified for Windows プログラム」のロゴ取得を目指します。まずは、決済パッケージ「S.T.P.Engine」(注2)および資産運用自社パッケージの「アセットマネージメントシステム」(注3)の「Certified for Windows プログラム」ロゴ取得を目指します。

(4)XML技術の金融ソリューションへの適用

今回の提携に伴い、XML技術を活用した金融分野での新しいソリューションの開発も両社共同で行います。また、両社のユーザー企業を含めて、今後普及の見込まれるXMLWebサービスの金融分野への活用と展開に関して研究会の設置を検討しています。

(5)マイクロソフト内にISID支援専任技術窓口の設置(11月1日付け)

 マイクロソフト内に複数部門の技術者から構成されるISID専任の技術支援窓口(5名)を設け、各種技術支援、開発支援、環境整備支援、技術者教育支援等を行います。

  

2. 営業、マーケティング面での提携内容

(1)共同販促活動、イベント、セミナー等への出展、広告活動

11月に東京、大阪で開催されるマイクロソフト主催のカンファレンス「Microsoft
Conference 2001/Fall」での共同セミナーを皮切りに共同でマーケティング活動を行います。

(2)海外市場でのソリューションの展開

マイクロソフト コーポレーションとも協力し、海外市場でのソリューションの展開を図ります。

  

3. 対象金融分野とソリューションおよび計画

 両社は、今回の提携に伴い、以下の4分野にフォーカスして、ISIDのもつ各種ソリューションの.NET Enterprise Servers上での動作検証、金融機関向けソリューションの開発等を行います。

−対顧サービス分野
−インベスト業務分野
−決済分野
−グローバルシステム分野

第1段階として、決済分野のうちSTPプロセスコントロールエンジン分野の自社パッケージである「S.T.P.Engine」およびインベスト業務分野のうち資産運用自社パッケージの「アセットマネージメントシステム」においてWindows 2000 Advanced ServerおよびSQLServer 2000 Enterprise Editionなどの.NET Enterprise Servers対応を行います。

第2段階として「S.T.P.Engine」のBizTalk Server 2000への対応を2002年3月目標として行っていきます。また、現在開発中の「Microsoft Visual Studio.NET」(注4)に関しても両社で評価、検証を行い、各ソリューションの「Microsoft .NET フレームワーク」(注5)対応を順次行っていきます。

  

4. 本提携における第1号ユーザー企業

(Windows 2000 Serverおよび.NET Enterprise Serversベースとした国内初のインターネットバンキングシステム)

 マイクロソフトとISIDは、本提携による第1号ユーザー企業として現在、株式会社アイワイバンク銀行(本店:東京都千代田区、代表取締役社長:安斎 驕j様が年内に開始を予定しているインターネットバンキングのソリューション提供・システム構築を共同で行っています。今回のアイワイバンク銀行様のシステムは、従来メインフレームやUNIXシステムでの構築が主流だったインターネットバンキングシステムを、Windows 2000 Serverおよび.NET Enterprise ServersとISIDの金融ソリューションの組み合わせにより国内で初めて実現するもので、従来のテクノロジベースのシステムと同等以上の信頼性、可用性、拡張性を実現する予定です。

   

<提携に伴う両社の協業体制概要>

  

<活動開始時期>

平成13年11月1日

  

<本提携による売上目標>

初年度 10億円(ISID受注売り上げベース)


(注1).NET Enterprise Servers

マイクロソフトの次世代インターネット戦略「Microsoft .NET(ドットネット)」に対応させた、Windows
2000対応のエンタープライズ向けサーバーソフトウェア製品群。

(注2)「S.T.P.Engine」

証券決済のT+1化に対応した、ISIDの自社開発による製品パッケージ。      トレード・プロセッシング・システム。約定から決済の証券取引のライフサイクル全体に渡り、ビジネス・フローを例外処理も含め、リアルタイムに制御する機能を実現する。

(注3)「アセットマネージメントシステム」

資産運用会社様向けに、ファンドマネージャのアセットアロケーション(資産配分計画)、ポートフォリオ管理から証券トレーディングまでをサポートするISIDの自社製品化予定のシステム。

(注4)Visual Studio.NET

Visual Studio.NETは、.NET フレームワーク上で稼動する次世代のWebアプリケーションおよびXML Webサービスを構築するためのマイクロソフトのRAD(Rapid Application Development)ツールです。

(注5).NET フレームワーク

次世代インターネット戦略「Microsoft .NET」において、ソフトウェアを開発・実行するための環境として提供されるものが.NETフレームワークです。この.NETフレームワークでは、特定のハードウェアに依存することなくソフトウェアを実行可能で、かつメモリ管理やセキュリティ管理などの煩雑な処理を提供してくれるCLR(Common Language Runtime)と呼ばれるしくみを利用して実現されます。

* Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。